アメリカとイランの緊張緩和に向けて、オマーンが、イランとの間でホルムズ海峡の航路を均等に分割して管理する提案を行ったとロイター通信が伝えました。ただ、イラン側はこの提案を拒否したということで、事態の打開に向かうのかは依然として不透明です。
ロイター通信によりますと、イランのガリブアバディ外務次官は28日、国営テレビでホルムズ海峡の航路について、対岸にあるオマーンからイランとの間で均等に分割して管理する提案を受けたと明らかにしました。
この提案について外務次官は「イラン政府の安全保障に関する懸念を解消するものではない」などとして拒否したということです。
イランはこれまでもオマーン寄りの航路を通る船舶を攻撃するなど海峡の管理を強硬に主張していました。
一方、アメリカ中央軍は28日、イラクにある、イランと連携するテロ組織の補給や武器に関連する施設をサウジアラビアとともに攻撃したと明らかにしました。
この組織は、イランから、アメリカ軍や、サウジアラビアのエネルギー関連のインフラ施設を攻撃するよう指示を受けていたとしています。
また、イランの革命防衛隊が、中東に駐留しているアメリカ軍に対して、複数の弾道ミサイルによる奇襲攻撃を試みたものの、ミサイルはいずれも迎撃したと明らかにしました。
双方の間で再び攻撃の応酬が起きているもようで、事態の打開に向かうのかは依然として不透明です。
イラン 革命防衛隊 ”ヨルダンの米軍基地などにミサイル発射”
イランの革命防衛隊は29日、ヨルダンにあるアメリカ軍の基地などに向けて複数の弾道ミサイルを発射したと声明で明らかにしました。
これに先立ちアメリカ中央軍は、イランの革命防衛隊が中東に駐留しているアメリカ軍に対して、複数の弾道ミサイルによる奇襲攻撃を試みたもののミサイルはいずれも迎撃したと発表していました。
また、声明ではホルムズ海峡で3隻の石油タンカーの航行を停止させたとしていて「アメリカの扇動のもと、われわれの警告を無視して危険で違法な航路を航行し続けた」と主張しています。
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