経営者が損なう日本の競争力 財政難・少子化と並ぶ急所に
Deep Insight 本社コメンテーター 奥村茂三郎
5月下旬、スイスの名門ビジネススクールIMDが東京都内で「ブートキャンプ」(新兵訓練)と名付けたビジネスリーダー向けの短期集中講座を開いた。
テーマは競争力だ。IMDのアルトゥロ・ブリス世界競争力センター所長は1枚のスライドをスクリーンに映し出した。
自転車と経済
描かれていたのは自転車に乗って疾走する女性の姿。こぎ手は力強く、自転車は軽く高性能。道路は平らで荷物は載せていない。
「競争力のある...
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(更新)- 白井さゆり慶應義塾大学総合政策学部 教授ひとこと解説
日本企業の過去最高益が並び、表向きには「稼ぐ力」が高まったように見える。しかし、その相当部分は、円安による海外利益の円換算額の増加や、外貨建て輸出価格を維持したまま円換算した輸出利益の拡大によるものとみられる。必ずしも生産性向上や新たな付加価値、国際的な価格決定力が強まった結果とはいいがたい。利益の増加に比べ、賃金、人材、研究開発、デジタル化への投資も十分ではない。円安や値上げに依存せず、革新的な製品やサービスを生み、その成果を賃金と国内投資に還元できるかが問われる。アジアでは革新的な企業が次々と成長している。日本企業も内向きの成功体験にとらわれず、そこから学ぶ姿勢が必要だと思います。
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(更新)
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