<2026年熊本地震>二次被害防ぎながら夜通し捜索 イオンモール熊本 余震の度に屋外待避 2人死亡、1人心肺停止

熊本日日新聞 2026年7月29日 08:12
安否不明者の捜索のためイオンモール熊本に集まった消防隊員たち=29日午前0時50分ごろ、嘉島町
安否不明者の捜索のためイオンモール熊本に集まった消防隊員たち=29日午前0時50分ごろ、嘉島町

 熊本県内で最大震度7を記録した28日夕の地震後、爆発が起きたとみられる嘉島町の大型商業施設「イオンモール熊本」。2階部分が大きく崩れ、複数の安否不明者がいるとみられる現場では、余震が続く中、警察や消防、自衛隊が夜通しで懸命の捜索を続けた。

 ピーッ。揺れが起きる度に笛が鳴らされ、二次被害を防ぐために消防隊員らは屋外退避を余儀なくされた。県災害対策本部によると29日午前4時現在、いずれも20代とみられる女性2人の死亡が確認され、別の女性1人が心肺停止に。このほか5人が救出されたが、いずれも命に別条はないという。現場には、未明になっても熊本県外ナンバーの緊急車両が次々に駆け付け、規制線の外では住民らが手を合わせて捜索を見守った。

 ショッピングモールの建物は、緑川に面する南側が大きく破損。外壁が完全にはがれ、鉄骨がむき出しになっていた。敷地内や南側を走る県道には、直径数センチ~1メートルのコンクリート片のようなものが散乱。走行していたトラックの荷台も貫通していた。ガードレールはあめ細工のようにぐにゃぐにゃと曲がり、衝撃の大きさを物語っていた。(植木泰士、清水咲彩)

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