・6月に実施された米紙ウォールストリート・ジャーナルとシカゴ大学の世論調査センターNORCの世論調査によると、資本主義が「ある程度」でもうまく機能していると答えた国民は半数に満たなかった。約10年前の60%から低下した。
・ピュー・リサーチ・センターが1月に実施した世論調査によると、富裕層が公平な割合の納税をしていないと感じ「非常に」不満だと答えた人は61%。共和党支持者と共和党寄りの無党派層でも41%に上った。
・同じ調査では、一部の企業が公平な割合の納税をしていないことについても、全体の60%、共和党寄りの有権者の42%が同様に「非常に」不満だと答えた。
・ギャラップのデータによると、大企業に対する評価は12年にはプラス19ポイント(好意的が58%、否定的が39%)だったが、昨年にはマイナス25ポイント(好意的が37%、否定的が62%)に転じた。
これらを踏まえれば、社会主義と呼ばれるかどうかにかかわらず、経済システムの抜本的な改革を公約する候補者が、有権者により魅力的に映る理由は容易に理解できる。
また、社会主義や民主社会主義が依然としてかなり不人気であるにもかかわらず、全米規模の世論調査で最も高い評価を得てきた政治家の中に民主社会主義者がいる理由も、これで説明がつく。
サンダース氏(バーモント州・無所属)は、過去10年間で知名度の高い政治家として最も良好なイメージ評価を得ていたかもしれない。共和党が長らく恐ろしい存在と印象づけてきたにもかかわらず、アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(ニューヨーク州・民主党)がまずまずの評価を得ていることを示すデータもある(FOXニュースの調査では、オカシオコルテス氏の評価はバンス副大統領に並ぶが、どちらも人気があるわけではない)。
保守系コメンテーターのメーガン・マケイン氏は先週、民主党が民主社会主義者のマムダニ・ニューヨーク市長のように経済問題を語れる人物を指名すれば、共和党は「とてつもなく大きな問題」を抱えることになると主張した。
「マムダニ氏の発言の語り口は見事だ」とマケイン氏はX(旧ツイッター)に投稿。さらにこう付け加えた。「社会主義に心底恐怖と嫌悪を感じているが、それでもインパクトは大きい。民主党が賢明なら、経済政策や国政について、彼のような傾向と語り口を持つ人物を指名するだろう」
そこには確かに一理ある。そして候補者を社会主義者や共産主義者だと批判することは、トランプ氏が考えているほどの決定打とはならないかもしれない。
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本稿はCNNのアーロン・ブレイク記者による分析記事です。