ラジオやギターの音を大音量で流し続け近所の住民に健康被害を出したとして京都市の61歳の住人が傷害の疑いで逮捕されました。調べに対し容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは京都市西京区の無職、横井一憲容疑者(61)です。
警察によりますと、2019年6月以降、7年余りにわたって自宅でラジオやギターの音を大音量で流し続け、近所の住民4人に睡眠障害などの健康被害を出したとして傷害の疑いが持たれています。
音は昼夜を問わず、流れていたということで、NHKが7月、現場付近を取材したところ、音を出している家の窓は閉じられていたものの、中からラジオのような大きな音が聞こえていました。
警察の調べに対し「間違っています」などと供述し、容疑を否認しているということで警察は詳しいいきさつを調べています。
ギターのような音や大音量の歌 何かを叫ぶ様子も
周辺の住民が自宅で録音したという音声にはさまざまな大きな音が収録されていて、この住民はNHKの取材に対し「昼夜を問わず大きな音が聞こえてきて日常生活に深刻な影響が出ている」と話していました。
このうち去年5月の午前8時ごろの録音には、エレキギターのような音が収められていました。
また去年3月の正午ごろには歌詞が聞き取れるほどの音量の歌が記録されていました。
警察は容疑者に対し、大音量の音を出すことをやめるよう注意してきたということですが、去年12月、警察が容疑者の自宅を訪問したあとに録音されたという音声には、何かを叫ぶ様子も収録されています。
近所に住む人「静かな生活送りたい」
音が流れ続けている住宅の近所に住む人は、NHKの取材に対し「窓は二重サッシですが、聞こえるほどの音量で、特に夜、寝る時間は困ります。睡眠薬を処方されていて、どうしても眠れない時は睡眠薬を飲んでいます。数年前には今よりも大きな音で音楽を流していました」と話していました。
そのうえで「周りの住民に対して迷惑をかけるために音を出し続けているとしか思えず、なぜこのようなことをしているのか全く分かりません。すぐにでも騒音を出すのをやめてもらい、静かな生活を送りたいです」と話していました。
容疑者の自宅を捜索
京都市西京区にある容疑者の自宅には、23日正午ごろ、捜査員およそ20人が捜索に入りました。
捜索が始まってから50分ほどたつと容疑者の自宅から聞こえていたラジオとみられる音が止まり、その後、捜査員がエレキギターなどの楽器およそ50点や、アンプなどを次々と運び出し、捜査車両に積みこんでいました。
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