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相模原 障害者施設殺傷事件から10年を前に追悼式

相模原 障害者施設殺傷事件

相模原市の知的障害者施設で19人が殺害されてから、今月26日で10年となるのを前に、施設で追悼式が行われました。

2016年7月26日、相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件から10年となるのを前に、23日、現場に再建された施設で追悼式が行われ、およそ200人が参列しました。

参列した人たちは、追悼式の前に鎮魂のモニュメントの前で、遺族が希望した11人の名前が刻まれた献花台に花を手向けて手を合わせました。

追悼式でははじめに黙とうが行われ、19人を悼みました。

そして、施設の永井清光園長が「このような悲しい事件を、二度と起こしてはなりません。命を奪われた19人の命を忘れないでください。誰にでも優しく、誰もが安心して心穏やかに過ごせる社会になることを心から願います」などと鎮魂のモニュメントに刻まれた遺族有志のメッセージを読み上げました。

最後に、施設で暮らす人たちが「障害者としてではなく一人の人間としてみてほしい」とか、「共に生きる社会を作ります」などと一人一人宣言しました。

津久井やまゆり園の永井園長は「まもなく事件から10年になります。共生社会の実現は道半ばですが、この施設から発信し実現に向け取り組んでいきたい」と話していました。

当事者や家族などが事件考える催しも開かれる

神奈川県相模原市の知的障害者施設で19人が殺害された事件からまもなく10年となるのを前に、障害者団体などでつくるNPO法人が都内で催しを開き、同じような事件を起こさないためにどのような社会を目指すべきか考えました。

催しは、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害された事件から10年となるのを前に障害者団体などでつくる「日本障害者協議会」が開き、まず、参加者全員で黙とうをささげました。

そして協議会の代表の藤井克徳さんが「あの日から10年がたち、社会の中で事件が風化や忘却されていると感じる。ネットでは、いまだに事件をたたえるような投稿もあり、さまざまな観点から、国がリードをして検証を行うべきだ」と訴えました。

このあと、障害がある当事者やその家族、それに施設関係者などが「優生思想を乗り越えるために必要なこと」をテーマに、それぞれの立場から発言し、このうち、難病で車いすを使って生活している女性は「障害が特別視されることなく、ひとりの人として見られるような社会に変わっていかなければならない」と話していました。

また子どもが障害者施設に入所している母親は「わが子の存在に、家族は支えられている。すべての命が大切で、生きているだけで価値があることを改めて社会が考え直す必要がある」と話していました。

参加した重度の知的障害がある息子がいる、60代の母親は「10年前と社会はあまり変わっていないと感じる。障害のある人と会う機会自体が少なく、お互いのことを知らないということも背景にあると思う」と話していました。

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