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臓器移植法違反事件 帰国後の男性 受診拒否で医療機関を転々

事件・事故

カンボジアでの臓器移植手術を千葉県の男性にあっせんし、その対価を受け取ったとしてNPO法人の元理事が再逮捕された事件で、男性が帰国後、受診を拒否されるなどして医療機関を転々とし、手術後に必要な処置を受けるまでに2か月以上かかっていたことが分かりました。警視庁は元理事が帰国後の受け入れ体制を整えないまま、あっせんを行っていたとみて調べています。

NPO法人「難病患者支援の会」の元理事、菊池仁達容疑者(66)は去年1月から5月にかけて、千葉県に住む60代の男性にカンボジアでの腎臓の移植手術をあっせんし、その対価としてあわせておよそ850万円相当の現金を受け取ったとして臓器移植法違反の疑いで再逮捕されました。

男性は去年5月にカンボジアに渡航した後、中国人のコーディネーターに現地の医療費などとしてさらに13万ドル余り、当時の日本円にしておよそ1900万円相当の現金を手渡し、カンボジアの医療機関で腎臓の移植手術を受けたとみられるということです。

警視庁によりますと、元理事は男性と面談した際、「アフターケアも万全です」などと説明したとみられていますが、男性が帰国した後、受け入れ先の医療機関が見つからず、10か所余りを転々としていたことが分かりました。

医療機関側に受診を拒否されるなどしたためで、男性は結局、手術後に必要な処置を受けるまでに2か月以上かかったということです。

男性は「治療を受けなければ死んでしまうという恐怖があった」と話しているということで、警視庁は元理事が帰国後の受け入れ体制を整えないままあっせんを行っていたとみて調べています。

認否については明らかにしていません。

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