花咲徳栄が浦和学院との激闘を制し、2016年以来、2度目となる春夏連続の甲子園出場をつかんだ。Aシード校同士の戦いに「終盤勝負になると思っていた」と岩井監督。狙い通り七回まで接戦に持ち込み、最後の2イニングで一気に攻勢に出た。「もう全て出し尽くして何も残っていない」。指揮官の顔には、喜びと疲れの表情が同居していた。
八回と九回の攻撃は圧巻。“徳栄らしい”のひと言だ。「まだ出し切ってない。全て出し切れ」。1―1の同点で迎えた八回表の攻撃前、指揮官のげきにナインが応える。
八回、1死から一、三塁を築くと、奥野の二塁打で2点を勝ち越し、さらに2死三塁として、本田の中前打で追加点。1点差に迫られた九回にも2本の適時打でリードを広げた。それまでの苦戦ムードから一転し、迫力のある攻撃を仕掛けた。本田は「打った球種も打球もよく覚えていない。気持ちだけだった」と、強い心で勝利をもぎ取った。
浦和学院は春季県大会の決勝で敗れた「宿敵」だ。主将の本田は「決勝で浦学を倒さないといけなかった」と雪辱戦に燃えていた。最速145キロ超えが3人控える相手の投手陣は強力だが「センバツで対戦した(智弁学園の)杉本投手も速かった。対策はしてきた」とナインは自信を持って試合に臨んだ。だからこそ中盤まで耐えて、終盤勝負に持ち込めば、勝てると指揮官もナインも踏んでいた。
打線が相手投手をつかまえるまで守備での粘りもまた徳栄らしかった。143球を投じた準決勝から中1日での先発マウンドとなったエース黒川は9安打を許しながら3失点。ここぞの場面での好守も光り、捕手佐伯は2度盗塁を阻止。八回に1点差とされ、なお2死二塁のピンチでは、中堅方向の低いライナーを遊撃手岩井が横っ跳びで捕球し、窮地を脱した。
4回戦まではコールドで勝ち。だが、その後の準決勝までの3試合は九回までもつれる試合を戦ってきた。「つらかった。春は負けていたので、プライドを捨てて一戦一戦やるしかなかった」と本田はこぼす。我慢の末に頂点を勝ち取り「今までやってきたことが全て出せて、自然と涙が出てきた」と思いがあふれた。
八回と九回の攻撃は圧巻。“徳栄らしい”のひと言だ。「まだ出し切ってない。全て出し切れ」。1―1の同点で迎えた八回表の攻撃前、指揮官のげきにナインが応える。
八回、1死から一、三塁を築くと、奥野の二塁打で2点を勝ち越し、さらに2死三塁として、本田の中前打で追加点。1点差に迫られた九回にも2本の適時打でリードを広げた。それまでの苦戦ムードから一転し、迫力のある攻撃を仕掛けた。本田は「打った球種も打球もよく覚えていない。気持ちだけだった」と、強い心で勝利をもぎ取った。
浦和学院は春季県大会の決勝で敗れた「宿敵」だ。主将の本田は「決勝で浦学を倒さないといけなかった」と雪辱戦に燃えていた。最速145キロ超えが3人控える相手の投手陣は強力だが「センバツで対戦した(智弁学園の)杉本投手も速かった。対策はしてきた」とナインは自信を持って試合に臨んだ。だからこそ中盤まで耐えて、終盤勝負に持ち込めば、勝てると指揮官もナインも踏んでいた。
打線が相手投手をつかまえるまで守備での粘りもまた徳栄らしかった。143球を投じた準決勝から中1日での先発マウンドとなったエース黒川は9安打を許しながら3失点。ここぞの場面での好守も光り、捕手佐伯は2度盗塁を阻止。八回に1点差とされ、なお2死二塁のピンチでは、中堅方向の低いライナーを遊撃手岩井が横っ跳びで捕球し、窮地を脱した。
4回戦まではコールドで勝ち。だが、その後の準決勝までの3試合は九回までもつれる試合を戦ってきた。「つらかった。春は負けていたので、プライドを捨てて一戦一戦やるしかなかった」と本田はこぼす。我慢の末に頂点を勝ち取り「今までやってきたことが全て出せて、自然と涙が出てきた」と思いがあふれた。