16歳未満の子どもを性被害から守るため、刑法は年齢要件を見直し、保護を強化してきた。
しかし実際の裁判では、加害者側による「相手の年齢を認識していなかった」という主張や、その認識をめぐる立証が争点となる現実がある。
法が本来保護しようとしているのは、年齢ゆえに十分な自己決定が難しく、弱い立場に置かれやすい子どもたちの尊厳だ。それにもかかわらず、運用の場面では「年齢の認識」という立証のハードルによって、法の理念と実態のあいだに大きな隔たりが生じてしまっている。
制度は、ただ理念を掲げるだけで機能するわけではない。現実の司法の枠組みのなかで、それがどう運用され、誰を守り、誰を取り残しているのか。
法が目指す保護と司法実務とのあいだにある距離を見つめ、こぼれ落ちる声に目を向けること。制度をより良いものへと変えていくために、私たち自身がその実態を普段からチェックし、問い続ける必要があるという話でもある。
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- で、どうしようっていう話なの?もっともそうなこと言ってるけどさ。