沖縄県名護市辺野古沖の転覆事故で、死亡した武石知華さん(17)が通っていた同志社国際高(京都府)を運営する学校法人同志社は28日、ホームページで、第11管区海上保安本部から25日、業務上過失致死傷容疑などで家宅捜索を受けたことを明らかにし、「本事態を厳粛に受け止め、当局による要請に全面的に協力する」とのコメントを発表した。
捜査関係者らによると、知華さんの遺族が同罪などで同校の西田喜久夫校長と当時の学年主任、引率教員2人の計4人を刑事告訴。告訴状は今月10日に発送され、13日に受理された。11管は学校側にも生徒の安全を確保すべき業務上の注意義務があったとみて押収した資料を分析し、安全管理体制の実態解明を進める方針だ。
事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖のリーフエッジ(サンゴ礁の端)付近で発生。不屈が先に転覆し、救助に向かった平和丸も約2分後にほぼ同じ場所でひっくり返った。事故で不屈の金井創船長と平和丸に乗っていた知華さんが死亡し、高校生と乗組員計14人が重軽傷。11管は同20日、平和学習中の生徒を乗せ転覆した抗議船2隻を運航していた「ヘリ基地反対協議会」の関係先を家宅捜索した。