広がる外国人労働 識者「人間なら当然保障される権利認められず」
人手不足に対応するため、政府は外国人労働の門戸を広げようとしている。そこで問題となるのが、社会的な権利の保障だ。生活困窮者の支援に取り組む一般社団法人「反貧困ネットワーク」業務執行理事で、外国人労働者の問題に詳しい上智大の稲葉奈々子教授(国際社会学)に今後の課題を聞いた。
――生活保護を受ける外国人は2022年度、過去最多だった前年度と同水準の4万7294世帯(月平均)となりました。
「保護を受けている外国人のほとんどは高齢者で、大部分は年金を受給できない在日コリアンの人たち。1982年の難民条約発効により『内外人平等の原則』が課されるまで、日本政府が外国人の国民年金加入を認めなかった結果だ。在日コリアン以外でも、保護を受けている外国人は高齢者や母子世帯、障害者など、元々働けない人が多い。全体としては、どの国籍の人も高齢化に伴い受給者が増えている」
「ただ、生活保護を受けている世帯全体に占める外国人世帯の割合は、過去10年間、増えておらず、2・8~2・9%にとどまっている」
――コロナ禍、物価高と厳しい状況が続きます。
「08年のリーマン・ショッ…
- 仲岡しゅん弁護士視点
これからの日本はどうあがいても少子高齢化社会になっていくわけで、外国人労働者の存在はより必須になっていくだろう。 しかし、アジアの他国が経済的に発展を遂げていき、日本の経済的優位性が相対的に下がっていく中で、もはや日本は「外国人労働者が来た
2024年3月7日 09:30 - 本田由紀東京大学大学院教育学研究科教授視点
日本は少子化により今後人口が急激に減少していくことが確実となっている。すでに人手不足は各所で顕在化している。社会機能の維持を助けてもらうために、外国から来てくれる人たちは重要な存在となっている。しかしその人たちは「人間なら当然保障される権利
2024年3月7日 09:30