実子誘拐を経験した警察官と話したことがあります。
その方自身も、子どもを連れ去られた当事者でした。
「何かしたい。でも何もできない。」
「自分が悔しい。制度が悔しい。」
制度の中にいる警察官でさえ、自分の子どもを守れず、同じ経験をしていました。
私はその方の目を見ました。
そこには、経験してはいけないことを経験した人だけが見せるような、言葉では表せない深い悲しみがありました。
実子誘拐や親子断絶を経験した方と話していると、同じ表情に出会います。
その表情を見るたびに、この経験が人の心にどれほど深い悲しみを刻むのかを感じます。
制度の中にいても、助けたいのに助けられない。
その絶望まで背負っている人がいます。
あの表情は、今でも忘れられません。
だから私は動き続けます。
子どもたちのために。
親子のために。
そして、制度の中で苦しみながら何もできない人たちのためにも。
みんなで、この絶望を終わらせよう。