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<正論>「脱炭素」という妄想世界の弊害 

東京大学名誉教授・渡辺正

渡辺正氏

大気に増えるCO2(二酸化炭素)が地球を暖めて害をなす…被害軽減のため、CO2排出の多い先進国に対策費を負担させるべし―そんな話を国連が1988年に創作し、NHK等による洗脳も効いて、温暖化対策・脱炭素などの語が飛び交う世となった。

温暖化「創世記」から36年がたつ。毎年、2週間を使う気候変動枠組み条約の集会COPも今年で30回目だが、近年は途上国と先進国の支援金額交渉に終始する。

CO2を減らすのだと、再エネやEVや新燃料の事業が勢いづく。狭い日本では森を拓(ひら)き(クマ出没激増の一因?)、風車や太陽光パネルで覆う。環境破壊に怒る住民と業者の係争が増えてきた。

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