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<正論>英霊慰霊顕彰と皇位の男系継承

日本経済大学准教授・久野潤 

久野潤氏(斉藤佳憲撮影)

本年は昭和百年、大東亜戦争の終戦詔書奉戴(ほうたい)から80年という節目である。戦争経験者でご健在の方も、一昔前より随分と少なくなった。筆者は幸いご縁があり、この15年で400人以上に直接お話を聴くことができた。お訪ねして、戦場での経験を取材するのはもちろんだが、まずは命懸けで祖国を守ってくれたことに感謝を伝えるようにしている。

戦後80年と国のかたち

国民としてこの上なく尊い彼らの志や行動を、戦後日本のある種特殊な思想風潮のもとで、近しい人にすらありのまま伝えるのが憚(はばか)られるような環境が存在し続けたのも事実である。すなわち「祖国を守るために一命を懸けて戦った」という、世界中のあらゆる国家で讃(たた)えられるはずの行いが、戦後日本でだけは少なからぬ人々に専ら「侵略戦争に加担した」とのごとき偏頗(へんぱ)な受け止め方をされ続けてきたということである。そうした中で本来の戦争経験や、そこから導かれる貴重な教訓を伝えたくても伝えられぬまま世を去った方も大勢いたであろう。

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