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<正論>衆院比例45議席削減を支持する

金沢工大大学院教授、元海将・伊藤俊幸

金沢工大大学院教授、元海将の伊藤俊幸氏

問われる国会の使命

衆議院比例代表45議席削減案に対し、「多様な民意が失われる」「少数意見が切り捨てられる」との反対論がある。しかし私はこの改革を支持する。理由は単純である。日本を取り巻く環境が比例代表制度が導入された1990年代とは根本的に変わったからだ。

中国の軍事的台頭、ロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮の核・ミサイル戦力の増強、台湾海峡の緊張、エネルギー・経済安全保障をめぐる競争の激化―。日本政府自身が「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」と表現するように、日本はいま国家存立に関わる地政学的リスクの時代に入った。冷戦終結後に多くの人々が期待した国連中心の国際協調は、大国間競争の再燃によって大きく機能低下している。日本は自らの判断と能力で国益を守らなければならない。

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