プライドイベントで17人が死傷 ベルリンでワゴン車が突っ込む
ベルリン、ドイツ、7月26日 (AP) ー ドイツの首都ベルリンで25日夜、LGBTQ+イベントに集まっていた人々にワゴン車が突っ込み、1人が死亡、少なくとも16人が負傷した。警察はイベント開始から数時間後に、祝いの行事やコンサートを中止させた。 ベルリン警察はこの日に発生した襲撃事件の容疑者を特定し、同容疑者がドイツ首都内のイスラム教系「グループ」と関係があると発表した。 ベルリン警察のフローリアン・ナース広報官は記者団に対し、容疑者に対する措置が進行中であり、「この人物の捜索を全速力で進めている」と語った。 同広報官は容疑者の氏名を明かさなかったが、すでに警察に把握されており、ベルリン出身であると述べた。 「捜査官の初期調査に基づき、容疑者を特定した」とナース広報官は語った。「容疑者はここベルリンのイスラム教系グループのメンバーとして警察に知られている人物だ」 警察によると、被害者のうち数人は命にかかわる重傷を負っている。警察はX(旧ツイッター)への投稿で、救急隊や消防士が被害者の対応にあたる中、現場からただちに退避するよう全員に呼びかけた。 警察によると、白いワゴン車は午後10時ごろ、プライドマーチのルートに隣接するティアガルテン公園に突入し、複数の人をはねた後、木に衝突した。警察は現場に何人の警察官が配置されたかについて正確な人数は明かさなかったものの、「間違いなく多数の警察官」と述べた。 市内でのプライドパレードやその他のLGBTQ+イベントを保護するため、25日朝から2200人以上の警察官が警備にあたっていた。 警察は夜間に公園内で目撃者の事情聴取を行い、衝突に加えて一部の被害者が刺し傷を負っているようだという情報についても調査を進めていたが、それらの情報から結論を出すのは時期尚早だとした。 当局は目撃者に対し、襲撃現場で撮影した動画や写真があれば警察に提供するよう呼びかけた。また、市は友人や家族と連絡が取れない人のために危機相談ホットラインを開設した。 25日には何万人もの参加者が、ドイツで「クリストファー・ストリート・デー」として知られるベルリンのプライドパレードを祝うために集まっていた。これはヨーロッパ最大規模のLGBTQ+イベントの一つである。 ティアガルテン近くのブランデンブルク門前で行われていたプライドイベントは午後10時15分ごろに中止され、ステージでのバンド演奏も中断された。人々には帰宅に際し、公園を通るルートを避けるよう呼びかけられた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)