日本ではどうだ?
長らく余韻に浸るぐらい良い作品だったが、一方でちょっぴり悔しさも感じた。
日本ではどうだ?
私は日本のエロを本気で心配している。
この映画は原作がイギリスで舞台はロンドンということもあり、本国では大ヒット。アメリカなども続いてヒットしているが、日本では初回作の興行収入10億円以下と、ヒットではあっても英米ほどヒットはしていない。
たしかに、かつての私にとっても『ブリジット・ジョーンズの日記』を「好きな映画」として挙げるのは、どこか気恥ずかしいことだった。
だが今回、最新作を観て改めて感じたのは、 この映画はおそらく自分の性欲に自覚的な女性でなければ、本当の意味では楽しめないのではないかということだ。
つまり、 「自分の性欲を認めることができるかどうか」 が、この作品をどう受け取るかに大きく関わっていて、言い換えれば、この映画を楽しめるかどうかは、その人の 「性的成熟度」 を映し出してしまうのかもしれない。
日本では、男も女も、どこかむっつりしている。性欲をあらわにすることは、恥ずかしいことだとされている。
だからだろうか、 日本のエロスは、時にどこかいびつで、気味が悪い。 人間からエロスを切り離し、欲望を隠し、覆い隠す。
なのに陰でAVがレイプネタや危ういネタの宝庫となり、「HENTAI」という言葉が世界共通語になるほど、「隠れてヤバいことをしている」現実がある。女性が男性の家に行ったら「セックスOK前提でしょ」という空気もある。
やっぱりゆがんでいる。
けれど、『ブリジット・ジョーンズの日記』を観ていると、ヘルシーに、対象を尊重しながら興奮する、という描写がとても上手く描かれていると感じる。
性的対象を蔑んでいない。 それは、自分の性欲も尊重しているからではないか。
自分の性欲に自覚的であること。それは、性的成熟のひとつのあり方なのかもしれない。
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バービー
お笑い芸人。北海道出身。2007年、相方のハジメとお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。TBS「ひるおび!」のコメンテーターや、TBSラジオ「バービーとおしんり研究所」のパーソナリティを務めるほか、生まれ故郷北海道・栗山町の町おこしにも尽力。YouTube「バービーちゃんねる」では、最新美容や女性の悩みについてのトピックが話題となり、現在の登録者数は30万人を超える。著書には、講談社より「本音の置き場所」に続き、PHPスペシャルで人気連載をまとめた「わたしはわたしで生きていく」を一昨年出版。また、自らプロデュースしたピーチ・ジョンとのコラボ下着を発売するなど多岐にわたり活動の幅を広げている。
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