「怖くなってやめてと言ったら、やめてくれますか?」22歳女性に睡眠薬を飲ませ、ベルトで首を…女性を殺害した男(32)が相手の命より“終電”を気にした「ちぐはぐな理由」
その後斎藤被告は、A子さんをベッドに横にして睡眠薬の効果が現れるのを待った。 「1時間ほど放置しました。その間、家の中でロープの代わりになるものを探しました。トレンチコートのベルトを見つけたのです。ベルトを輪にして、ドアノブにぶら下げました。首をつったように見せかけるためです。1時間後、A子さんの名前を呼んだり、揺らしたり、叩いたりして意識があるかを確認しました。しかし、目を覚ますことはありませんでした。そこから、また30分そのままにしました」 「30分後、A子さんの意識はなく寝ていました。手で絞めて殺害するのは難しい。A子さんをぶら下げて殺したほうがいいと思いました。A子さんを椅子に座らせて、廊下に運びました。そしてベルトの輪に首をくくりつけました。そのとき、A子さんは『うっ…』と言ったのですが、目を覚ますことはありませんでした。体の向かいに遺書をテープで貼り付けました」 この段階で、斎藤被告は一度、部屋の外へ出た。ここまで冷静に行動をしていた斎藤被告だが、A子さんの死を前に緊張が襲ってきたという。 「一度、外の空気を吸いたかったのです。初めての経験で緊張していたためです。5〜10分くらいの後、部屋に戻りました。A子さんを揺すって名前を呼んだりしましたが、反応はありませんでした。けいれんはしていましたので、そのままにしておけば亡くなるかもしれないと思いました」 しかし斎藤被告はこの時、A子さんの生命よりも終電を気にしていた。 「(部屋に)翌朝までいるという考えもありました。しかし、近親者が尋ねてくるかもしれないと思い、帰宅することにしました」 初めての殺人を終え、そのことよりも終電が気になるというちぐはぐな心境だ。斎藤被告はA子さんを放置して自宅に戻った。 「事件当日に帰宅すると、荷物にA子さんの毛髪がついていました。捨てることもできましたが、なんでだろう…。取っておいたのは、その場の思いつきです」
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