【最新自作詩】沈黙する慟哭
私は路傍の礫
嵐に怯え沈黙する灯火
静寂に揺れる首の折れた茎
縫い付けられた影が嘲笑う
わたしを踏みつける手前
慄く灯火を吹き消す手前
お前など何者でもないと一笑に付す
わたしの姿かたちをしていた
飽くこともなく私は嵐の中
凍えきった心の臓を曝け出す
噴煙立ち込める中、指折り数える
幾度も掻き消された慟哭の沈黙を
息は浅く、安寧は遠く
ささくれたこの身一つ
か細い声が沈黙を震わせる
私は初めて手を伸ばした
私を取り囲む影は止まず糾弾する
正しさなど知らぬまま
わたしの影がそっと抱え込み
慈しむように息を吹きかけた
瞬くように灯火が生を終えた
私は路傍の礫
嵐に怯え沈黙する灯火
静寂に揺れる首の折れた茎
漸く、煩わしい慟哭が沈黙を知った


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