以前、私が働いてるコンカフェで鰹節の話題で客にバチギレされて空手チョップされた話(本当は鉄槌打ちというらしいことを知った)を書いたんだけど、あるブコメが気になって暫くして記事を消したことがあった。
流石にコンカフェでバイトしてて、あんな珍事そう中々起きないだろうと思ってたんだけど、
今度は私と一緒に働いてる子の前で、客同士が殴り合いの喧嘩を始めたことがあった。
二人とも余波で怪我するとかそういうのはなかったのだが、
こんな訳の分からないトラブルに間を置かず、とはいっても数か月空いてはいるのだが…遭遇してしまっていて、もしかしたら私は秋葉原で福袋買ったら入っていたぬいぐるみが呪いのアイテムかなんかで、祟られてしまったのだろうか、
と思ったので、秋葉原の神田大明神にお参りにでも行った方がいいのかしら、暑いけどと思いつつ
90年代アニメでそんな男同士喧嘩になるくらいのこと?と疑問に思ったので意見を聞きたいな、と思いながら書こうと思う
事は新しい子が入ったところから遡る。
客層の好む系のオタ系の話題はやや薄めで知識が弱い、というかフリフリした服が好きなのと時短で給料がいいからで進学を機に働いているみたいな感じの子ではあったんだが
「えっ、何でそんな生まれと出身校でここでバイトしてんの」、という様な子だった。何というか育ちが違うので品がいい感じ。
当然お客さん達からは即人気になった、目当てで来る頻度がかなり多くなった。
みんな、どうにか気を引こうとか会話しようと色々なオタトークをしてくる。ただ、やはり40代のオタク系の作品や話題となると、あんまりとんと来ないようで、教えてもらうというかうまいことはぐらかす様に「さしすせそ」で答えていた。
ああいう生まれついての美少女って感じの子は、そこら辺の男をあしらうサバイブ力が凄い高いな、と感心してしまっていた。
そんな中で私がちょうど三浦大知の音楽の話が出た中で、「そういえば小学校の頃からメジャーデビューしていたらしい、何かのアニメのオープニングを歌っていたと聞いた」という時に、
うろ覚えだったのでバックヤードに引っ込んでる時にちょちょいと調べて99年のミクロマンのアニメだったという事を知ったので、その話題になったら、その子が食いついた。
「お父さんが好きだったんですよねー、ミクロマン。お父さんの部屋にありましたよ小さい人形」
そういう程度だったんだけど、初めて自分のことについて言及してから、お客さん達の食いつきはすさまじかった。そこを突破口にしようと一斉に90年代のその子の父親が見ていて知っている様なものの話になった。
その子の父親がドンピシャ世代だったようで、立て板に水の様に出るわ出るわ、ゾイド、コレクター・ユイ、CCさくら、宇宙人田中太郎、グランダー武蔵、ビーダマン、ミニ四駆、∀ガンダム、サイボーグクロちゃん、SDガンダムフルカラー劇場、メダロット、デジモン、遊戯王(東映版)、
ボンバーマンビーダマン爆外伝、ビーストウォーズⅡ、無敵王トライゼノン、サクラ大戦(アニメ昔夕方にやってたらしい、初耳)…etc
特にその子が記憶に残ってて父親から一緒に見たり、音楽を聴いたりしていたのはミクロマンの様で、結構自分を出す様に話していた。
ところがここが問題だった。
後から私もアマプラとかで見たり調べたりして事後孔明でこれを書いているので言える事なのだが、
コレクターユイやカードキャプターさくらは当時から「大きなお友達」に大人気で、
トランスフォーマーやビーダマンやゾイドなんかは結構頻繁に出ているものだし、コレクターも多い。
ミクロマンも実際グッズ根強い人気あるしそれらもそうではあるのだが、90年代アニメ版のミクロマンで限定すれば、「グッズはともかくアニメは児童向けに作られたので、当時のオタク系雑誌や秋葉原やオタク界隈のオタクの間では殆ど話題にもされないが、当時リアタイで見たその子の父親くらいの世代からは知名度が高い」という絶妙なポジションのアニメだった。
当然放送当時20代そこらのオタクだった、コンカフェメイン来客層の40代半ばのオタク達は存在すら知らないという人も多かった程、絶妙な作品を、その子は好きだったのだ。
お客さん達も寝耳に水で、必死にアニメを見たりして話題にしようとは努力しようとしていたらしい
だがなんとアニメ版ミクロマンは52話も53話もあるのだ。しかもその子は父親と一緒に見ていたので妙に細かいところまで覚えている、話をすればすぐボロが出て首を傾げられる。
おまけにミクロマンは滅茶苦茶関連グッズが多い、ビークルやマシンだけで物凄い量がある。
そんな折だった。
後になったから知ってる目線で書けるのだが、どうもミクロマンのアニメは当時かなり人気で、劇場版も作られたそうだ。
その子が折に触れて劇場版の話をしたときに、お父さんが最後のシーンが格好良かったって言っていたんですよね、という話になったという。
その中で劇場版限定の敵で「最強戦士ゴルゴン」というボスがいるのだが、主人公がゴルゴンを倒した技が「スーパー超電磁ブラスター」か「スーパー超電磁ブレイク」かどっちが正しいかで、その子の目の前で
最初は「いや、それが正しい」「いやあれが正しい」と言い合っていたのだが、スマホで調べても劇場版のキメ技なんてわざわざ書いてるサイトなんかない!
おまけにネット配信すらしていない超レア映画だからすぐに確認できる術がない…
「なんだとテメーコノヤロー!」
酒も入っているのか顔を真っ赤にしてお互いの服と髪の毛を掴みあっている。鬼気迫る様子にその子も私も周りも「あわあわあわ…」となってしまっていた。
アニメのミクロマンとアクロイヤーの戦いはカッコイイ肉弾戦だが、現実の酔った特に格闘技の経験もないような一般人の喧嘩なんてものはグダグダである。
お互いが引きはがし合った後に、喧嘩をしているお客さんの一人が中腰にレスリングのタックルみたいな感じで突っ込んでいった。
皮肉なことに、形と技の原理だけはミクロマンの必殺技「スーパー超電磁ブレイク」である。
しかし、お客さんのマグネパワーをこめた渾身の必殺技は、無情にも空を切り、あまつさえ机の角にジャストミートで鼻っ柱をぶつけてしまった
音しか私は聞けなかったのが「ゴチュン」というなんかすごい耳に残る嫌な音が響いた。
「ホゴォォォォ!ウォォォォン!オオオオオオン!」みたいな声を上げて、倒れ伏したお客さんは体を丸めて足をバタバタさせて両手を覆って悶絶していた、
余りに凄惨な光景に、流石に私も周りの子たちも、お客さんも以前の様に「大丈夫ですか」と聞く前に完全にドン引きで時間が止まっていた。
ようやく立ち上がると顔が塗りたくった鼻血で真っ赤っかになり、ダラダラダラ~!と鼻血がぼたぼたと落ちてコンカフェの床を汚してしまっていた。
流石に周りが止めて沙汰止みとなり、案の定その後の事後処理はどうなったかなんて言わなくてもわかることなので言わないが、ともかく凄い修羅場だった。
救急隊員に連れられて店から出ていくまでずっと「超電磁ブラスターだろぉ!?」と叫び続けていた。
その後、その子と話をしていても、当人も何の技で倒したのか全く知らなかったのだが、結局ネットのどこを調べても最強戦士ゴルゴンを倒したアーサーの技がなんだったのかはわからなかった。
小さな戦士たちも、自分が日本の平和を護る為に敢然と立ち向かい、悪者を倒した技がなんだったかで後年大の大人同士で殴り合いの喧嘩が起こるなんて想像もしてなかっただろうな、と思っていた。
今日も客の鼻血が飛び散って掃除しても跡が残ったちょっと黒くなった床のシミを、コンカフェの棚に飾られたマグネパワー・アーサーが哀しそうな眼で眺めている…
書いてみたらギャグかもしれんが、こんなこと2回も間を置かず遭遇なんて、神様がヤバイからやめとけとでも言ってるとしか思えないので…やめようと思うわ、この仕事…
鏡の中のアクトレスでケンカしてそう
ラララっ ハッキリすればいいのにぃ〜
そうなんだすごいね
俺劇場版みたから覚えてるぞ、たしか子安コンボイの奴とセットで上映してた奴だろ? 結論を言えばスーパー超電磁ブレイクが正しい
ち〜げ〜よおめ〜ちげ〜よおめぇ、決めワザはノーザンデストロイヤーだったろ〜がおまえ!
スーパー超電磁ブラスターはアニメ本編最終話だね
ビーストウォーズとかCCさくらだったらこんな悲劇起こってないのになw IPそのものは人気があってもメディアミックスアニメはネットでも情報がないくらいのアニメがドンピシャで好きと...
この記事で山本の名前聞いたからミクロマンでOPで YouTube検索したら出た 山本当時小学生なのにめちゃくちゃ歌唱力あって驚き
出てくる作品名がめちゃくちゃ懐かしくて泣いた
ニコニコに劇場版の切り抜きシーンあったけど 超電磁ブレイクが正しいみたいね
ヨーヨー竜巻スピン