ソフトバンク・栗原陵矢 逆転3ランは両リーグ最速30号 前半戦だけでは球団史上3人目のハイペース
◇パ・リーグ ソフトバンク7―3西武(2026年7月24日 ベルーナD) ソフトバンクの栗原陵矢内野手(30)は24日、西武戦で両リーグ最速の30号を放った。1点を追う4回無死一、三塁で左中間へ逆転3ラン。両リーグ30号一番乗りは24年の山川穂高以来、球団5人目の快挙だ。前半戦での30号到達は01年の小久保裕紀、05年の松中信彦に続き球団3人目のハイペース。チームは3連勝で貯金を今季最多24とし、2位・西武とのゲーム差を5・5に広げた。 【写真あり】栗原陵矢 6回までに5打数5安打5打点と爆発 捉えた後の最後の押し込みもいい具合に効いた。4番の打球はグイグイ伸びて左中間スタンドに届いた。 「スタンドまで行くとは。最悪、犠牲フライになってくれたらと思いながら“越えてくれ”と思っていました。絶好のチャンスを絶対に生かそうと。しっかりスイングできました」 2、3番のチャンスメークにひと振りで応えた。0―1の4回に先頭・周東が中前打、近藤が右前打で続いて無死一、三塁。ここで先発・渡辺が初球に投じた真ん中高め149キロを引きつけて一気に力を開放した。逆方向への大飛球は1試合2本塁打した22日のオリックス戦以来2試合ぶりとなる逆転の30号3ランとなった。 今月4日に誕生日を迎えて30歳となり、本塁打数が年齢に追い付いた。21年のキャリアハイ21本塁打を大きく更新。両リーグ最速30号は球団5人目の快挙だ。「(今季が)始まる前には全然考えてなかったけど、うれしい」と笑みを浮かべた。 好調の要因は不変のスタイルにある。「自分が一番強く振れるところ、コースをひたすらに待つ。来たら確実に仕留める。それだけです」。強打の捕手と期待されて入団し、もともと球種の読みや選球眼は抜群。徹底した割り切りで、獲物を確実にものにしている。ブレないからこそ結果が出ている。 これで76打点も両リーグトップの近藤に2差と迫った。「凄い打点のことばっかり聞きますね。勝っている方(本塁打)も聞いてくださいよ」とチーム内での競争に負けん気をみなぎらせる。現役時代の2001年に31本塁打で前半戦を折り返して、キャリアハイの44本塁打を記録した小久保監督は「あっさり(30本)いくとは。逆方向に飛距離が出ているのが量産の要因でしょうね」と分析する。 チームは連勝を3に伸ばし、2位・西武とのゲーム差を今季最大5・5に広げた。好調のチームを支える栗原とって次の節目は球団では05年の松中、ズレータ以来となる40本到達。「1本ずつっすね」。高みを目指して着実に進んでいく。 (井上 満夫) ○…栗原(ソ)が自身初のシーズン30号に、今季両リーグ最速で到達した。チームで両リーグ30号一番乗りは、24年山川以来5人目、7度目で、過去の打者は全て本塁打王を獲得している。また、球宴前に両リーグ30号一番乗りは、22年村上(ヤ)以来でチームでは05年松中信彦に次ぎ2人目だ。