保証人はゴースト企業 インドネシアで拘束の日本人、異様な集団生活
特殊詐欺に関与していたとされる日本人グループがインドネシアの入国管理局に拘束された事件で、拘束された13人のうち12人が実態のない法人を「保証人」として取得したビジネス目的の査証(ビザ)で滞在していたことが分かった。当局はグループが当初から特殊詐欺をする目的で入国し、ビザ取得の手助けをした人物がいるとみて調べている。
インドネシアの入管は4日、警察官などをかたる特殊詐欺に関与していたとみられる日本人13人を拘束したと発表した。近隣住人から「不審な外国人がいる」との通報を受け、捜査を開始。入管によると、拘束された日本人グループは民泊として貸し出されていた三つの一軒家を2月初旬から借りていた。拘束時、室内からは詐欺の手順が記されたマニュアルや台本、電子機器などが見つかった。入管は特殊詐欺の拠点とみている。
カーテン閉め切る入れ墨だらけの男たち
「入れ墨だらけの人たち6人くらいが生活していた。家中のカーテンや窓を閉め切り、外からは中が全く見えなかった」
グループの拠点とみられる3軒の一軒家のうちの一つで、物件のオーナーから頼まれて庭などの掃除をしていた男性はこう話す。
一軒家はいずれもジャカルタ郊外ボゴールの高級住宅街にある。長期間住む予定だったのか、しょうゆなどの調味料や冷凍ギョーザなど大量の日本食、プロテインなどが残されていた。男性によると、グループは備え付けの監視カメラやインターネット接続機器を撤去し、代わりに自前のものを持ち込んでいたという。
登録住所は食堂「そんな会社聞いたことない」
オーナーは朝日新聞の取材に…