アメリカのヘグセス国防長官の発言を取り上げてネタにした保守系ニュース番組司会者の“ジョーク”が、性的暴行を軽視したものだと批判されている。
ヘグセス氏は7月15日、30歳以上の米軍兵士を対象に「テストステロン欠乏症」の検査を実施し、テストステロン値が低い場合はホルモン補充療法を行うという計画を発表した。
FOXニュース司会者のジェシー・ウォッターズ氏は16日の放送でこの発言を取り上げた際に、次のような持論を展開。女性は男性軍人に「気をつけた方がいい」と述べた。
「(テストステロン値が低い)男性に実施してほしいですね。でも必要のない人たちまで、効果を3倍アップさせるために使うようになるでしょう」
「基地にいる女性たちは気をつけた方がいい。寄港先やアジアの女性たちも気をつけた方がいい。彼らは野生動物のようになるでしょうから本当に注意した方がいいですよ」とウォッターズ氏は笑いながら語った。
ウォッターズ氏が何を言おうとしていたのか、この発言の真の意図は不明だ。
しかし、多くの人が「男性兵士による性的暴行を冗談のネタにしたものだ」と受け止めている。
SNSには「ウォッターズが全国放送で軍のレイプを冗談のネタにしても許されるのに、私たちがレイプカルチャーの復活を問題視すると過激派扱いされる。不快なんて言葉じゃ表現できない」「これは実質、『我々の兵士が君たちを激しくレイプするようになるぞ 笑』と言っているということ」などの批判が投稿されている。
ウォッターズ氏は笑いながらこの話題を取り上げたが、米軍兵士による性的暴行は、笑い話にできるような問題ではない。
米国防総省が2025年に発表した「軍の性的暴行に関する年次報告書」によると、2024年に兵役中の軍人から報告された性的暴行の数は6973件だった。
またこの調査から、2023年に現役の女性軍人の6.8%、男性軍人の1.3%が、少なくとも1度は望まない性的接触を経験したことも明らかになっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。