「新幹線の指定席」に座ってたら“立ち乗りの子ども”が「座りたい!」と号泣…隣席の人に「譲ってあげたら?」と言われたけど、お金払ってるのに譲る必要あるんですか!? 安易な同情が招く“トラブル”とは
席を譲ることで思わぬトラブルになる可能性も。正しい対応は?
指定席は、対価を支払って特定の座席を確保した人に与えられる正当な権利です。善意で席を譲ること自体は個人の自由ですが、安易に譲ってしまうと思わぬトラブルに発展するリスクもあります。 例えば、「少しの間だけ」という約束で譲ったのに返してもらえなくなったり、車掌による車内改札の際、指定席券を持たない乗客が座っていることで説明を求められたりするケースが考えられます。当事者間での座席のやり取りは、結果として余計な混乱を招きかねません。 もし子ども連れの親がどうしても座席を必要としている状況であれば、周囲の乗客に席を譲るよう求めるのではなく、車掌に相談するのが本来の正しい対応です。自由席が満席の場合でも、車内の状況に応じて車掌の判断で適切な案内が行われることがあります。 購入者には、確保した指定席を最後まで使い続ける権利があります。となりの乗客など周囲からプレッシャーをかけられても、毅然とした態度で「乗務員にご相談ください」と促すことが、トラブルを防ぐ上でもベストな選択と言えます。
まとめ
新幹線の指定席と自由席の差額は通常期で530円が基本ですが、「のぞみ」利用時や最繁忙期には最大1990円に達する区間もあります。お金を払って確保した指定席を、子どもが泣いているという理由でほかの乗客から求められても、譲る義務はまったくありません。 新幹線には優先席の設定がなく、座席が必要なら事前に予約するのが大原則です。また、当事者間での安易な座席の譲り合いは、車内での思わぬトラブルを招く可能性もあります。座席に関する問題は当事者間で解決しようとせず、乗務員に対応を任せるのが鉄則であり、無理に譲る必要はありません。 「お金を払っているのに」という疑問は、権利として正当です。同じような状況に置かれたときは、正しい知識を持ち、自信を持って対処してください。 執筆者 : 高柳政道 FP1級、CFP、DCプランナー2級
ファイナンシャルフィールド編集部
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