「日本三國」は小学館のマンガアプリ「マンガワン」にて連載されている漫画で、作者は松木いっか氏。
(なぜか「作者は女性」というデマが蔓延しているが、男性漫画家である。美男を描くと女性漫画家認定される謎の流れがあるが、古屋兎丸氏だってあの絵柄と作風で既婚男性・二児の父である。今始まったことでも、そう珍しいことでもない)
作中では青輝とツネは信頼関係で結ばれた相棒として描かれており、それぞれの妻の設定が明確に存在する。
2026年4月にアニメ化されたことで、作品の知名度が一気に拡大し、それまでの読者層とは異なる新規ファンが大量に流入した。ここから問題が発生し始める。
アニメ化以降、作者の松木いっか氏は、性質の異なる複数のファン層から同時に圧力を受けることになった。
青輝とツネの関係性を、同性愛的な関係として解釈して盛り上がるファンが急増した。作者が二人の関係を「良好なもの」として説明した投稿すら、同性愛的な文脈に曲解されて拡散された。「ツネはヒロイン枠だ」といった声が大きくなり、マンガワンのコメント欄にもBL的な解釈のコメントが大量に書き込まれるようになった。これに対し、松木いっか氏は「ヒロインは未来永劫小紀であり、BL的な意図はない」と明確に表明した。
ツネに恋愛的な感情を投影する「夢女子」と呼ばれる層は、作者がツネの小ネタや裏話を投稿すると「自分の中のツネのイメージが崩れる」と不満を表明した。また、ツネ×汐莉の夫婦イラストが作者のInstagramアカウントに投稿されると、夢女子は自分を否定されたように感じられるため、これにも反発が起きた。
一方で、原作の設定を尊重する公式派の読者は、腐女子がBLカップリングで盛り上がることに対して「小紀や汐莉といった公式の妻キャラクターを軽視している」と不快感を表明した。「アニメは青輝とツネの腐媚び要素があって不快」などの声があった際には「アニメスタッフの方々には青輝と小紀の関係を尊重したOPを製作して頂けて感謝している」と作者がアニメスタッフ批判を宥める場面もあった。
(この人々を「公式カプ厨」と分類している人もいるようだが、自分は疑っているため「公式派」とした。「原作準拠派」でも良かったかもしれない。日本三國関連のワードをツイートすると、BLが嫌いでもなぜかおすすめにBL二次創作が出てきてしまうため、カプ厨ではない読者の二次創作アンチ化・BLアンチ化が起きてしまうのではないか…と想像している。夢創作がおすすめに出てくることが全く無いのは不思議である。夢ヘイトが少ないのは、見たくない人が夢小説?夢絵?などを「見たくもないのに見せられてしまう事故」がXの仕様なのかなぜか発生しないからではないかと考えている)
松木いっか氏は、連載の休載期間中などに小ネタや没案を投稿することをアニメ化前から行っていた。これは古くからの読者には周知の習慣だった。しかしアニメ化以降に流入した新規ファンは作者が何かを投稿するたびに、それぞれの立場から「傷ついた」「イメージが壊された」といった被害者意識に基づく反応(いわゆる「お気持ち表明」)が引用リポストなどで噴出するようになった。
松木いっか氏は、自身の投稿を見たくないファンへの配慮として、投稿の場をX(旧Twitter)からInstagramに移した。しかし、Instagramにもファンが追いかけてきて、「自分の望んだようにならず傷ついた」という声を届け続けた。投稿の場を変えても状況は改善しなかった。
「告知をするたびに、引用などでいろいろな悲鳴が聞こえてきます」
「自分が作ったキャラクターの脳を入れ替えられ、別物にされていくようで、ただただ苦痛」
「性的な表現を含む一部の創作については、私も必要に応じて距離を置いております。悪意のないことは承知しておりますが、私への直接の共有については、そっとご配慮いただけますと幸いです。」
といった内容を投稿した。
すると、「日本三國」を読んですらいない外部の人々が、以下のような攻撃を始めた。
最終的に、松木いっか氏はXとInstagramのアカウントを削除するに至った。
作者は一貫して「青輝とツネの関係にBL的な意図はない」「キャラクターを自分が意図した通りに描かせてほしい」「小ネタや没案が苦手な方は作者のInstagramアカウントから距離を置いてほしい」という、創作者として極めて穏当な主張をしていたに過ぎない。それが、多方面からの過剰な要求と、文脈を無視した外部からの「差別者」という攻撃によって、SNS上での活動を断念せざるを得ない状況に追い込まれた出来事であった。
薄々感じてはいましたが、私が告知をするたびに、引用などでいろいろな悲鳴が聞こえてきます。
昔から読んでくださっている方はご存じかと思いますが、小ネタや没案は以前から休載時などに申し訳程度に投稿しているものです。
決して手のひらで転がしたいわけではなく、勝手に転がっているだけです。
以前から変わらない発信ですので、その前提で受け取っていただけるとありがたいです。
先ほどは感情に任せて言葉を尽くせず、配慮に欠けた表現となってしまいました。
誠に申し訳ございません。
私の投稿を目にしたくない方々への配慮から、投稿の場を別のSNSに移しておりましたが、そちらにも直接ご意見をいただくことが続き、少し余裕を失っておりました。
私のイラストや小ネタなどの投稿に、誰かを傷つける意図はありません。これからも原稿の合間を縫って描き続けてまいりますので、苦手に感じられる方は、無理のない距離で見守っていただけますと幸いです。
おすすめに流れてくるファンアートについても、いつも楽しく拝見しております。
作品に心を寄せ、描いてくださることをありがたく思っています。
一方で、性的な表現を含む一部の創作については、私も必要に応じて距離を置いております。
松木いっか氏は、「マンガワン」編集部が男性漫画家によるかなり悪質な性加害を知りながら別のペンネームで新連載の原作者に起用した問題において、被害女性を尊重するよう意見表明し、結果SNS上で主に男性から袋叩きにされたこともあった漫画家だ。
正義感が強く繊細なタイプであるとは前から言われており、加害と被害の関係があれば被害者に寄り添うタイプである。しかし本件では「日本三國を読んでいない腐女子からホモフォビアの性差別者認定」を受けることになってしまった。
随分前にランキングで見かけてちょっと興味持ったんだけど、聞いた話だと主人公の妻だか恋人だかがレイプされて殺されるのが発端とかなんかそんなあらすじらしくて「うーん……?」って保留してたらこのザマ。ホモフォビアかまして守りたい異性愛規範が結局時代遅れの冷蔵庫の中の女なのキモすぎでしょ
今もこうした作者叩きが書き込まれ続けている(主人公の妻はレイプされていません、念の為)。
なんというか、タチが悪い層(性被害女性を二次加害するような男性、読者に圧をかけられた漫画家に二次加害するような女性)に目をつけられる、なんともいえない不器用さがある漫画家という印象は受けた。
ハイコンテクストな投稿が多いので曲解が拡散されやすいが、はっきり言って作者の行動に悪い部分は一切ない。タチが悪い層のハンドリングが難しいのだと思う。SNS運用チームを間に入れるなどして、うまくやれなかったのだろうか。
捏造をやめてね https://anond.hatelabo.jp/20260724123908 anond:20260723234140
でも拓也は激エロモロホストですよ?
https://anond.hatelabo.jp/20260724123908 ↑の記事のほうが正しい 「BL二次創作を松木いっか先生に送りつけた腐女子、存在しない説」は腐擁護と腐アンチ叩きを目的とした誘導記事
全然悪いこと言ってないな この手のムーブで目の敵にされてしまう人って自分も同じ事やりそうで全くどうしたらいいのかわからんわ たぶん一歩引いて客として読者を手のひらで転がす...
作者がお気持ち表明すれば炎上するのは当たり前 編集が止めるべき案件だけどマンガワン編集はそんな機能してなさそう