拓大紅陵の“ミスター0” エース左腕・二宮樂が23回⅓自責点0「自分が抑えてこその紅陵」/千葉大会
第108回全国高校野球選手権千葉大会(24日、拓大紅陵7―0習志野=七回コールド、ZOZOマリン)準決勝で、春の関東大会出場の拓大紅陵が習志野に七回コールド勝ち。先発した左腕・二宮樂投手(3年)が6回2安打無失点と好投し、2009年以来の決勝進出を決めた。 今夏5登板目とフル稼働のエース左腕は、緩急を武器に習志野打線を翻弄。「三振を取りにいかず、打たせて取る意識」と110キロ前後のカーブを軸に、130キロ台後半の直球を織り交ぜ、1奪三振ながら二塁を踏ませない圧巻の投球を披露した。 昨夏、昨秋はいずれも3回戦敗退。悔しい敗戦を経て、春から走り込みで体力強化を図り、ポール間走や体幹トレーニングで自身を鍛え上げた。その甲斐あって、今春から背番号「1」を背負い、チームの関東大会出場に貢献。「メンバーに入れなかった人や保護者、応援してくださっている方の分まで背負ってやらなきゃいけないという自覚が芽生え、精神的にも強くなった」と振り返る。 今大会は5試合で計23回3分の1を投げ、自責点0。同じく左腕の宮沢(3年)や山辺(3年)ら層の厚い投手陣の中心として、「(背番号)1番をつけたからにはやらなきゃいけない。自分が抑えてこその紅陵」と言い切った。 決勝は今春の県大会準決勝で敗れた専大松戸との再戦。松戸市出身で、中学時代は松戸中央ボーイズで汗を流した左腕は、「春も本当にしんどい試合だったけど、最後は気持ち。気持ちでは負けない自信があるので絶対に勝つ」と語り、24年ぶり夏の甲子園出場へ力を込めた。