「ロマンス詐欺」で逮捕の平木理化容疑者 全仏制し、90年代の日本テニス界の黄金期彩る

平成9年11月、日本歯科医師会主催の「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞したときの平木理化容疑者(中央)=東京都千代田区

テニスの世界四大大会の一つ、全仏オープンの混合ダブルスで優勝した経験もある平木理化元選手が、高知県警に「ロマンス詐欺」容疑で逮捕された。SNSを使って鹿児島市の女性から30万円をだまし取ったことに関与した疑いがかけられている。調べに対し「身に覚えがありません」と否認しているというが、一体どんな選手だったのか。

平木容疑者は1971年、レバノンの首都ベイルート出身。ジュニア時代から国内外で活躍し、全国中学生大会ではシングルスで3年連続で決勝に進出し、1、3年生で優勝した。

平木理化容疑者

全日本選手権では女子ダブルスで1990年から4年連続で優勝し、2000年と合わせて計5回制した。年末になると神戸で行われてきた「クリスマスオープン」でもシングルスで4年連続で決勝に進出。1990年から3年連続優勝したプレーヤーだった。当時、伊達公子、遠藤愛、神尾米、沢松奈生子といった名選手らとともに日本女子テニスの黄金時代を彩った。

1997年の全仏オープン混合ダブルスで、インドのマヘシュ・ブパシ選手とコンビを組み、初優勝を飾った。

日本人選手を含むペアが4大大会の混合ダブルス部門で優勝したのは、1934年のウィンブルドン選手権大会における三木龍喜と英国のドロシー・ラウンド組以来、63年ぶりの快挙だった。日本女子テニスの第一人者だった伊達公子選手が現役引退した直後の出来事でもあり、平木とブパシ両選手の偉業は大きな反響を呼んだ。

元女子プロテニス選手の平木理化容疑者を逮捕 全仏優勝、SNS詐欺疑い 高知県警

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