#2 「学ぶ人のための、新しい金融機関をつくる」 EduCare代表 村上が語る、挑戦の現在地とは。 【社員インタビュー】
みなさん、こんにちは。
株式会社EduCare(エデュケア)の採用・広報担当です。
EduCareは、「学ぶ人のための、新しい金融機関をつくる」をミッションに掲げ、学生や若手の社会人に対し、ファイナンス面で学びをサポートすることを目指している、2022年に設立されたFintechスタートアップです。
今回は、株式会社EduCare代表の村上へのインタビューをお届けします!
学生時代から起業に至るまでの歩み、現在の仕事への向き合い方、そしてこれからEduCareが目指す未来について、率直に語ってもらいました。
EduCareでの仕事に興味をお持ちの方や、「Fintech」×「HR」に関心のある方、そして「村上と一度話してみたい」と感じてくださった方にも、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
🗣️ それでは、インタビューをどうぞ!
自己紹介とこれまでの経歴
── まずは簡単に自己紹介をお願いします。
株式会社EduCareで代表をしています、村上 健太です。
東京都多摩市の出身で、現在は34歳です。
趣味は体を動かすことで、ジムやランニング、サウナも好きです。
歴史も好きで、最近、中国の歴史の漫画本をメルカリで30巻セットを大人買いして、読み進めています。
本日はよろしくお願いします!
──子どもの頃や学生時代はどう育ってきましたか?
父は麻雀店、母は着物店を営んでいて、いわゆる「自営業一家」で育ちました。小さい頃はお店や事務所に一緒についていくこともあり、仕事や経営の話を身近に聞けるような環境でしたね。
世間一般的には「将来は安定した職業に」と言われることが多いと思うのですが、我が家ではむしろ「公務員にはなるな」と言われていて(笑)。
そんな影響もあってか、自然と「いつかは自分で会社をやってみたい」という気持ちが子どもながらにありました。
小学生の頃は、本を読むことがすごく好きで、色んな本をたくさん読みました。中学・高校は進学校に入学をし、部活のソフトテニスと勉強の2つしかやっていないような学生生活でしたね。
大学4年生の頃、実家の家業の状況が悪くなってしまい、学費や生活費を自分で工面しなければならなくなりました。
国公立の大学だったため学費自体は比較的抑えられていましたが、生活面なども含めて親に頼ることはできず、銀行に教育ローンの相談をしてみたものの、「学生には貸せない」と断られてしまったんです。
最終的には、大学からこの日までに払わないと退学という「放校通知」をもらいましたが(笑)、奨学金も使わず、複数のアルバイトを掛け持ちしながら、なんとか学費と生活費を賄うことができました。
この経験を通して強く感じたのが、「学費が払えないのに、学生だから借りられないんだ……」という矛盾でした。
私が、将来は「教育×金融」の領域に向き合っていきたいと考えたのは、まさにこの原体験があったからです。
── そのご経験が今に繋がっているんですね。
学生時代に起業をしようとも思ったのですが、ITと違って金融領域は学生起業はできないので、まずは実務の中でしっかりと経験を積む必要があると感じていました。
そこで、新卒ではGEの日本法人に入社し、金融の考え方や法人営業の基礎を学び、その後、KPMGにてM&A支援を行うアドバイザーとして約5年間、企業の資金調達などに携わりました。
GEとKPMGでの経験を通じて、教育と金融を結びつけた事業の構想が明確になり、その想いを形し、株式会社EduCareを設立しました。
EduCareについて
── 株式会社EduCareについて教えてください。
EduCareという会社は、一言で言うと「学ぶ人のための新しい金融機関をつくろうとしている会社」です。
「Make Education Affordable(~教育をより手軽に~)」をビジョンに掲げ、学生や若手の社会人に対し、ファイナンス面で学びをサポートすることを主な事業としています。
教育を「その場限りの選択」ではなく、「その先の人生につながる投資」として捉え、一人ひとりが自分らしい選択をできる社会を目指しており、「Fintech(教育ローン)」と「HR(キャリア支援)」を両輪で手がけている教育ファイナンス専業のスタートアップです。
── EduCareという社名には、どんな想いが込められているのでしょうか。
社名を考えるときに、色んな案があったのですが……。
実は、起業した当初は、看護学生に特化した奨学金サービスからスタートしています。看護学校は医学部ほどではないものの学費の負担が大きく、奨学金を利用する学生も多いことから、強いニーズがあると考えました。
看護の現場では「ケアする」という言葉が日常的に使われます。患者をケアする、というように、人に寄り添う姿勢を表す言葉です。
私たちもまた、「教育」を支え、学ぶ人に寄り添う存在でありたい。
そうした想いから、EducationとCareを組み合わせた「EduCare」という社名にしました。
会社ロゴも想いが込められていて、外側の丸い輪のモチーフは、看護学生向けのサービスを展開していた頃の名残である「聴診器」を表しています。
中心には、「本=教育」を与えることで芽吹いていく姿をイメージした「木の芽」を配置しました。
学びを通じて人が成長し、可能性が広がっていくというプロセスに寄り添い、支え続けたいという想いを、このロゴに込めています。
── 現在の事業と、その強みについて教えてください。
私たちは、「Fintech(教育ローン)」と「HR(キャリア支援)」の2つの事業を軸に、教育ファイナンスに特化したサービスを展開しています。
Fintech事業では、親の与信などの理由で教育資金へのアクセスが難しかったものの、学ぶ意欲を持つ方に向けて、将来の「稼ぐ力」を可視化した未来志向のローン提供を目指しています。
一方で、単に学校に通える人を増やすだけでなく、卒業後のキャリアまでを見据えた支援が必要だと考え、HR事業にも取り組んでいます。
HR事業では、人への投資に積極的な企業や、奨学金代理返還制度を導入している企業との接点をつくることで、収入の向上や返済負担の軽減につながるキャリア形成を支援しています。
学びにアクセスしやすい環境を整えることと、その後の人生において返済に縛られない状態をつくること。
顧問弁護士事務所の助言を受けつつ、FintechとHRの2つの事業の情報管理やその他の独立性確保のための必要な措置を実施しながら、この両方を同時に実現しようとしている点が、EduCareの大きな強みだと考えています。
日々の業務について
── 普段はどんなスケジュールで動いていますか?
日によってかなり違いますが、社内外の打ち合わせや事業検討の時間が多いですね。
直近ですと、今年1月にサービスリリースをしたHR事業「タレサポ」の事業責任者として新規事業の立ち上げをやっているので、そこに25%くらいの時間を使っているかなと思います。
残りの75%については、採用、資金調達、広報活動などにそれぞれ時間を割いているかなという感じです。
私自身がすべての実務を担っているわけではなく、それぞれのメンバーが得意な領域に集中できるよう、適材適所で任せることを大切にしています。
重要な意思決定が必要な場面では、核となる部分まで一緒に検討し、事業全体が滞りなく推進していくための道筋を整えることを意識しています。
また、こうした動き方ができているのは、任せられるメンバーがいるからこそだと思っています。信頼して仕事を任せられる仲間がいることは、経営者として本当に恵まれていることだと感じています。
スタートアップという環境上、あらかじめ役割が明確に決まっているというよりも、その時々で事業の前進に必要な場所へ自分が入り、全体を前に進めていく。そうした動き方が中心になっていますね。
── 日々の意思決定で、大切にしていることはありますか?
当たり前のことかもしれませんが、「周りの人の意見をしっかり聞くこと」を何より大切にしています。
現在、EduCareではFintechとHRの2つの事業を展開していますが、実は私はどちらの領域も、実務経験がない状態で起業しています。
金融企業での経験はあるものの、ローンや貸金といった分野の専門知識や、HR領域における人材紹介・人事・採用の経験はありません。
だからこそ、Fintech事業については銀行・金融業界で長い経験を持つメンバーに、HR事業については人材紹介の経験が豊富なメンバーに、それぞれ任せています。
ビジネス上の重要な判断においては、経験のない私が独断で決めるよりも、実務と知見を積み重ねてきた人の判断のほうが、正しい可能性が高いと考えているからです。
実際、今一緒に事業を進めているメンバーは、それぞれの分野で高い専門性を持った、本当に最強のチームだと思っています。
だからこそ、私が独善的に決めるのではなく、周囲の意見を丁寧に聞きながら判断することを、日々の意思決定の中で大切にしています。
採用について
── 今のEduCareのメンバーに共通している点はありますか?
一言でいうと、みんな本当に「スタートアップ人材」だと思っています。
誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて動けるメンバーばかりです。
誰かが忙しくて拾いきれていないタスクがあれば、自然と別の誰かがそのボールを拾いにいき、いつの間にか物事が前に進んでいる。そんな動きが日常的に起きています。
こうしたメンバーが集まっているのは、能動的に動ける人を意識して採用してきたという背景もありますが、今いるメンバーは全員がプロアクティブに事業と向き合ってくれています。とても心強い存在ですね。
── 採用において、スキル以外で大切にしていることは何でしょうか。
会社として明確な基準があるわけではありませんが、私個人として、採用の際に大切にしているポイントが3つあります。
1つ目は、「逆算思考」。
大企業のように積み上げ型で進めるというよりも、3ヶ月後、半年後、1年後にどんな事業や会社になっていたいのかを思い描き、そこから逆算して「今日は何をするのか」「今週は何に取り組むのか」を考えられることを重視しています。
また、自分がどんな形でEduCareに貢献したいのかを言語化できることも大切だと思っています。
2つ目は、「先手、先手」。
日々さまざまな変化が起こる環境だからこそ、変化が起きてから対応するのではなく、「こういうことも起こり得るかもしれない」と想像し、あらかじめ手を打っておける姿勢を大切にしています。
3つ目は、「オーナーシップ」。
自分の仕事やプロジェクトを他人ごとではなく、自分ごととして捉え、責任を持って前に進められること。細かい指示がなくても、自ら考え、ゴリっと推進していけると良いですよね。
この3つは、経験やスキル以上に本当に大切だと感じているので、今後は会社のバリューとしても言語化していきたいと考えています。
── EduCareメンバーの雰囲気はいかがでしょうか?
良くも悪くも、「とても大人っぽい」組織だと思います。
── 良くも悪くも……?
プロフェッショナリズムを感じる、という表現が近いかもしれません。
EduCareは「金融」や「教育」をテーマにしている会社でもあるので、いわゆるイケイケでガツガツした雰囲気はあまりありません。
会社の雰囲気には代表のキャラクターが反映されることも多いと思いますが、私自身もイケイケという感じではなく……(笑)大人しい性格でもあるので、そうした点も、組織の空気感に影響しているのかもしれません。
ただ、決してガッツがないとか、熱量が低いというわけではありません。
表に出すタイプではないものの、内側にはしっかりとした意志や野心を持っているメンバーばかりです。
例えるなら、「青い炎」のようなイメージでしょうか。静かだけれど、確実に燃え続けている。そんなチームだと思っています。
── 現在、募集しているポジションはありますか?
Fintech事業については、充足をしているため、現段階では募集はしていません。ただ、EduCareの取り組みにご興味を持ってくださった方とは、お話ししてみたいと考えているので、カジュアル面談が可能です。
HR事業については、「キャリアアドバイザー」のポジションを募集中です。
事業の立ち上げフェーズに参画いただき、企業様の採用支援と、学生や若手社会人向けの就職・転職支援の両方に携わっていただく役割です。
単なるアドバイザリーにとどまらず、ご自身でも手を動かしながら業務を推進し、事業を一緒にグロースしていける方をお迎えしたいと考えています。
できるだけ多くの方とお話ししながら採用を進めていきたいと思っていますので、EduCareに少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ私とお話ししましょう!
今後について
── EduCareは、これからどんな会社になっていくと考えていますか?
これからのEduCareは、「教育を受けたい」と思ったときに、安心して選択肢に入る存在になっていきたいと考えています。
現在はFintech事業を通じて、入学時に教育資金を「借りやすく」する仕組みを提供し、HR事業を組み合わせることで、卒業後も「返しやすく」する環境をつくっています。「借りやすく、返しやすい」。その両方が揃うことで、教育はもっと受けられやすくなるはずです。
歴史を振り返ると、かつて教育費は国が負担していた時代がありました。
しかし戦後、教育費の負担は徐々に家庭へと移り、現在では学費の高騰によって、個人や家庭だけで支えることが限界に近づいています。実際、学費は30年前と比べて約1.5倍にまで上昇しています。
こうした背景の中で、最近では企業が奨学金を肩代わりし、学生を採用する動きも広がっています。人材紹介に多額の費用をかけるよりも、奨学金を支援することで、学生にとっても企業にとっても良い関係を築ける。そうした流れは、今後さらに加速していくと考えています。
こういった流れを見据え、学生・企業・金融機関をつなぎ、教育資金の借りやすさだけでなく、必要な学費自体を低減できる仕組みもつくりたいと考えています。個人や家庭だけでなく、社会全体が学ぶ人を支える世界を目指す。
これが、私たちのビジョンである「学ぶ人のための新しい金融機関をつくる」に込めた想いです。
── では、村上さんの個人的な目標はありますか?
個人的な目標……あまり考えたことはなかったですね(笑)。
体を動かすことが好きで、どちらかというと健康オタクなところもあるので、健康的でいたいとは思っています。
目標としては、100歳くらいまで元気に過ごしたいですね!
半分冗談で半分真面目な話をすると、10年後などに、もし会社や事業が落ち着いてきたタイミングがあれば、EduCareの教育ローンを利用して海外の大学に留学できたらなぁ…とも考えています。
学生時代には学費の問題で苦労した経験がありますし、30歳前後で留学したいと思っていた時期もあったのですが、ちょうど会社の立ち上げ期と重なり、実現が叶いませんでした。だからこそ、自分たちの会社が提供しているサービスを、いつか自分自身でも使ってみたい。そんな想いもあります。
── 最後に、EduCareに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
創業当初、奨学金や教育ローンの領域については、「社会的な意義はあるけれど、営利企業として本当に成り立つのか」と言われることが多くありました。正直、私自身も試行錯誤しながら向き合ってきたテーマです。
一方で、年々学費は上がり続け、進学や学びを諦めざるを得ない方が増えているのも事実です。そうした現状に対して、この事業を通じて少しでも力になりたいという想いがあります。
最近では、学費の高騰や人材不足を背景に、企業が奨学金を肩代わりして人材を採用する動きや、十数年ぶりに「金利のある世界」になり金融機関が教育ローンを「学生と最初に接点を持てる金融商品」として見直す流れも生まれてきました。
この領域には、社会的にも事業的にも「追い風」が吹き始めていると感じています。
私たちは、【ロマン(社会的な意義)】と【そろばん(事業としての持続性)】を両立させながら、価値あるサービスとして育てていきたいと本気で考えています。
社会的に良いことだからやる、というだけではなく、事業として成立させ、長く続けていくことにも向き合う。その両方に挑戦している会社です。
「学ぶ人のための、新しい金融機関」をつくるというミッションのもと、
この挑戦にワクワクしてくれる方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、カジュアルにお話しできたら嬉しいです!
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以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
📣次回は、代表の村上と取締役である石井の対談記事をお届けします。
お楽しみに…!
▼株式会社EduCare



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