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再びロシアのワイルドベリーズ倉庫がウクライナの攻撃で炎上、長距離攻撃の応酬は「倉庫戦争」の様相へ

軍事/生き物ライター
SNS投稿よりワイルドベリーズ倉庫炎上。左:スタヴロポリ地方ネヴィンノムイスク、右:クラスノダール地方クラスノダール

 7月22日、ロシアのスタヴロポリ地方ネヴィンノムイスクとクラスノダール地方クラスノダールにあるロシアのネット通販大手ワイルドベリーズの倉庫2カ所がウクライナの長距離ドローン攻撃を受けて炎上しています。7月18日から始まったワイルドベリーズ倉庫2カ所への攻撃(記事)に続いて、7月20日にも攻撃を受けていたので、ワイルドベリーズ倉庫だけで既に5日間で5カ所が被弾炎上、うち3カ所は全焼という状況です。

ロシアのネット通販大手ワイルドベリーズの倉庫が焼かれた位置

  • 7月18日:モスクワ州エレクトロスターリ(全焼)
  • 7月18日:タンボフ州コトフスク(部分焼)
  • 7月20日:モスクワ州コレディノ(部分焼)
  • 7月22日:スタヴロポリ地方ネヴィンノムイスク(全焼)
  • 7月22日:クラスノダール地方クラスノダール(全焼)

※上記5カ所は最近のワイルドベリーズ倉庫の損害。更にこの他に7月20日には別の会社の物流センターの倉庫2箇所(モスクワ州ドモジェドヴォ地区ベールィエ・ストールブィの隣「ユージュヌィエ・ヴラータ」物流パーク、モスクワ州ポドルスク市フリヴノ村の付近「フリヴノ」物流パーク)も攻撃されており、全ての倉庫の被弾は5日間の合計で7カ所になる。2026年7月20日の攻撃の出典:МІЛІТАРНИЙ

宇ゼレンスキー大統領による報告

Today, Ukraine's long-range sanctions successfully struck important targets in Russia's Krasnodar and Stavropol regions – logistics hubs involved in supplying the Russian army with drone components, navigation equipment, and other gear – as well as another oil depot.

「本日、ウクライナによる長距離制裁により、ロシアのクラスノダール地方およびスタヴロポリ地方にある重要な標的――ロシア軍へのドローン部品、航法装置、その他の装備の供給に関与している物流拠点――および別の石油貯蔵施設が、的確に攻撃された。」

出典:ウォロディミル・ゼレンスキー 2026/7/22(水)

ワイルドベリーズ倉庫の床面積TOP20

  1. モスクワ州コレディノ、7月20日 ※部分焼
  2. モスクワ州エレクトロスターリ、7月18日 ※全焼
  3. レニングラード州サンクトペテルブルク市シュシャリ
  4. クラスノダール地方クラスノダール、7月22日 ※全焼
  5. タタルスタン共和国カザン近郊ゼレノドルスク
  6. スタヴロポリ地方ネヴィンノムイスク、7月22日 ※全焼
  7. モスクワ州ベールィエ・ストールブィ
  8. スヴェルドロフスク州エカテリンブルク
  9. ヴォロネジ州ヴォロネジ
  10. タンボフ州コトフスク、7月18日 ※部分焼
  11. ノヴォシビルスク州ノヴォシビルスク
  12. サラトフ州サラトフ
  13. レニングラード州クラスヌイ・ボル
  14. ペンザ州ペンザ
  15. サマラ州サマラ
  16. バシコルトスタン共和国ウファ
  17. トゥーラ州トゥーラ
  18. ウドムルト共和国サラプル
  19. 沿海地方ウラジオストク ※射程圏外
  20. オムスク州オムスク

※ワイルドベリーズの倉庫の床面積の順位TOP20。

※射程圏は3400キロメートルを想定。ウクライナ軍需企業ファイアポイント社のFP-1自爆無人機の最新の長距離仕様の航続距離のスペックから。

※サンクトペテルブルク市シュシャリのワイルドベリーズ倉庫は2024年1月13日に通常の火災事故で全焼しており、再建されて2025年7月14日に再稼働している。

※「地方」「州」「共和国」とはロシアの行政単位。

ロシアネット通販大手ワイルドベリーズで取り扱っている軍需品

※ワイルドベリーズでは歩兵用の防弾チョッキやヘルメットなど各種装備、通信機器、FPV自爆ドローンと光ファイバーケーブルなど、軍用に使える商品を広く取り扱っている。

 これまでロシア軍が長距離攻撃でウクライナの発電所や変電所を狙って来たことに対し、ウクライナ軍はロシアの製油所や石油備蓄基地を狙って反撃を行ってきました。そしてロシア軍の長距離攻撃でウクライナの民間物流センターの倉庫が執拗に狙われてきたことに対して、とうとうウクライナ軍も同じようにロシアの民間物流センターの倉庫を狙って報復攻撃を行い、反撃を始めています。

 ロシアとウクライナの双方の長距離ドローン・ミサイル攻撃の応酬、報復の連鎖が始まりました。戦争の初期はロシア軍がウクライナを一方的に長距離攻撃するばかりでしたが、ウクライナ軍は今や長距離攻撃をやり返す能力を手にしたのです。


2026年7月22日ネヴィンノムイスク、ワイルドベリーズ倉庫

2026年7月22日クラスノダール、ワイルドベリーズ倉庫

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ありがとうございます。
軍事/生き物ライター

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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