第3話

💛 病み
6,873
2026/04/15 08:23 更新
リクエストありがとうございます


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「…っ、もう…やだ、…」



俺は今すごくナイーブになっている


なんでかは自分でもわかんないけど…
なかなか仕事も上手くいかないし歌やダンスも納得がいくものが出来なかった

気持ちが落ちているせいもあるのは分かっているけどどうしても声が裏返ったり魅せきれなかったりするのが許せなくて悔しい



その結果、常日頃家で勝手に反省会をし勝手に泣いている


こんな俺はM!LKに必要ないのではないかとも思う


これがリーダーなんでみんな嫌に決まっている






そんな毎日を送っていると、日に日にその思考は悪化し、ついにはカッターを取り出してしまう始末になってしまった





「いて、…」



痛いけどなんだか気持ちよく感じる


俺はその瞬間だけが唯一嫌なことを忘れられて、ただただ快感を覚えることが出来た





でもある日






また俺はカッターを取りだした




その日は一段と練習が上手くいかなくて、我慢しきれず休憩時間に誰も入らないような部屋に籠る





いつも通り快感を覚えていたら突然物音がした








ガチャ







「……?!」



💙「え、じんちゃん?なにしてるん」



「いや、あの…、えっと」



💙「ちょ、血流れてるやん!」



「まって……来んな、!」


💙「じんちゃんこれって…」




俺の言葉なんかお構い無しにズカズカ近づいてせいでバレてしまった


終わった…俺の人生終わったわ


太智になんて言われるんだろうか…
怒られるだろうな




「ごめ、…あの、誰にも言わないで、お願い…」




💙「………」






あ、やっぱり怒ってるか





💙「…誰にも言わんからさ、何があったか教えて
あととりあえず止血せな」



「ごめんほんと…」



💙「なんからしくないなあ、じんちゃん」



「え、そう…?」



💙「なんかしょぼくれた子犬みたいやな」



「は?何言ってんのまじで笑」










思ったよりいつも通りで安心した


逆に心配したり干渉してきたりしないところが俺的にはやりやすくて意外とすんなり普段の自分に戻れた気がした……気がしたってだけだけど





💙「よし、これでとりあえず大丈夫やろ
で、なんでこんなことしたん?」




「えっと…最近気持ちがナイーブで…」




💙「まあいろいろあるよな、しゃーないわ
でも自傷だけはやめとき?見つかったら大変な事なるで




「そうだよな…」



まあアイドルだしな…流石にやばいやめよう



💙「まあなんかあったら教えてな、抱え込むのはだめやからな絶対!」



「うん、ありがと」








太智って意外とあーゆー感じなんだ

あんま人に弱みというか…あんな感じの空気になることないから知らなかったな




まあとりあえず自傷しないようにして、
ちゃんと自信持って仕事しよう







そう決意した












💙side





今日はライブのリハーサルがある



みんな気合い入ってんなあ

自分も気合い入れてやるけどそれ以上にみんなの熱気?んーなんて言うんやろな、なんかすごいんよな


あ、そういえば仁ちゃん大丈夫かな

なんかナイーブなっとったしあんなことまでして…


じんちゃんがあーなるのは相当やばい証拠やと思う
あの時は深堀りしんかったけど…

まあ注意して見とくか









リハ中




吉田さん何回かミスってんな


大丈夫か?これで思い詰めてまたなんかしちゃったら今度こそやばいぞ





俺は見ても立ってもいられなくて、勇斗のソロで舞台裏にはけた時、仁人に声をかけた



「じんちゃん大丈夫?」



💛「だいち、…」



「うん、どーした?」



💛「いや…大丈夫、ちゃんとできる…」



「え、いや、ん?仁ちゃん?こっち見てみ」


なんかようわからんこと言うなって思ったら目の焦点が全然合ってない


これやばいか


どーしよ、誰かスタッフさん…



💛「だいち…おれっ、こわい…っ」



「なにがこわい?」



💛「わかんな、ぃ…」




ほんまにどうすればいい?これ


とりあえず安心させるために抱きしめておこう


きっと今の仁ちゃんは大量の不安とプレッシャーと怒りに押し潰されてる。それを少しでも緩和してあげないと



「じんちゃん、深呼吸ね」


💛「ねぇ、っはぁ、おれ、ひつよう…?」


「は…?何言うてんの、1番必要やろ」


💛「いまの、おれ、はぁっ…だめ…はぁはぁっ」


「そんなことないって!」


💛「だめ、だめだ…このままじゃ、はぁはぁっ」


「じんちゃんおちついて!」


💛「〜〜っ、や、もう…はぁはぁ、」



必死に暴れるじんちゃんを止めていると、
急に仁人が自分の手を首元にやった



💛「ぁ、っ〜〜、ひゅ、ぅ、」



「え?!ちょ、仁人!!手放せ!」


💛「ぅ、〜〜っ…はぁっ、」


「ねえじんちゃん!!」



自分で自分を苦しめているのを必死でやめさせようとする、でも力が思ったより強くてすぐに手を退けられない


仁ちゃんって力弱いはずやけど…




すると30秒くらい経ってやっと手が解けた




💛「ねぇ…、もうやだ…だめ、っはぁ、」



「なにがだめなん?仁ちゃんを必要としてる人は何万とおるやろ?」


💛「いない、って…いまの、おれじゃ」


「ずっと変わらずおるんやって!!俺もその中の1人!
だからお願い、そんな自分を苦しめんといて?」


💛「っ…ん、はぁ、ごめっ…」


必死に説得すると少しわかってくれたのか大人しくなって泣き始めた


「大丈夫大丈夫、いっぱい泣いてええよ」


💛「〜〜っ、ごめ…はぁ、」


「謝るの禁止な〜」


俺は弱ってる仁ちゃんを優しく包み込んでいっぱい泣かせてやった


ほんまに…人に頼ることを知らんのかうちのリーダーは





しばらくするとようやく落ち着いてきた



💛「あの…ほんとにごめん、ありがとう」



「全然大丈夫よ!別に言いたくなかったらええんやけど何があったか後で聞かせてな」



💛「うん」





リハが終わったあとも二人で集まって仁ちゃんの悩みを聞いた



自信を無くす要素なんてないのになんで?って思ったけどまあ人それぞれ悩みはあるよな…って思って精一杯慰めて少しでも心が軽くなるようにした



これからはもっと頼ってくれたら嬉しいなあ




💛「ほんとありがとう助かったわ」



「これからはもっと頼ってな!」







まあ一件落着?やな!

とりあえずは!






end






書くの思ったより時間かかって遅くなってしまいました!すみません💦

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