【吉見一起の目】「あり得ないプレーだ」中日・サノーのタッチアウトはヤクルト・赤羽の「ボーンヘッド」「危険察知がないし、隙がある」指摘
【吉見一起の目】◇22日 ヤクルト8―5中日(神宮) 中日は初回に3点を先制しながら、逆転負け。連勝は2でストップしたが、その中で好材料の一つはミゲル・サノー内野手だ。初回、レフトへソロ本塁打を放つと、3回の第2打席はセンターが打球を見失うラッキーな適時二塁打、6回の第3打席も左前打を放ち、猛打賞となった。 【実際の動画】弾道、高すぎ!!中日・細川成也、神宮の空へ初回先制2ラン そのサノーが初回に本塁打を打つと、中日スポーツ評論家の吉見一起さんは「バットの出し方が良くなった」とつぶやいた。2日前の20日は4打数無安打2三振。強引なバッティングが見受けられた中、吉見さんは「崩れかけている」と語り、今月8日のDeNA戦(横浜)から3試合連続本塁打を打ったころは右方向を意識したような素振りをしていたのが、最近はレフト方向を意識したような素振りになっていると指摘していた。 21日の休養を挟んで迎えたこの日は、ガラリと変わっていた印象を受けたという。「ホームランはレフトへ飛んだが、意識は右方向にあったと思う。内からバットが出て、うまく軸で回転して打った。センターへ打った2打席目も、意識は右方向にあったと思う。今日は素振りから意識が変わったなという印象だった」と吉見さん。実はネット上に出た吉見さんの指摘は、サノーにも届いていたようだ。21日の試合前、吉見さんはたまたまサノーを担当している桂川通訳に会った際、桂川通訳は吉見さんに「指摘してくれてありがとう。意識して修正するという話をしている」と打ち明けたという。そしてこの日の活躍。吉見さんは「修正能力は高いなと感じた」とも話した。 一方、サノーをめぐっては、場内が沸いたプレーもあった。1点ビハインドの5回の守り。無死一塁で1ボール2ストライクから3番手の藤嶋は一塁へけん制。一塁走者・赤羽は頭から帰塁し、余裕でセーフ。しかしこの後、赤羽が立ち上がる際に一瞬、一塁ベースから手も足も離れた。それを狙っていたかのようにサノーはその瞬間、背中にタッチ。一塁塁審はセーフのジャッジだったが、すぐさまリクエストを要求。リプレー検証の結果、アウトになった。 サノーがうまくやった部分はあったが、このプレーについて吉見さんは赤羽の「ボーンヘッド」と指摘。「危険察知がないし、隙がある。インプレー中は絶対に隙を見せてはいけない。あり得ないプレーだと思う」との見解を語った。
中日スポーツ