番記者のちょっといい話 巨人・坂本勇人は〝弟子〟の「初」を祝福 楽天・平良竜哉には気遣いとツッコミ「はよ寝て休め!(笑)」記録重ねても変わらぬ「1」の重み
(セ・リーグ、巨人4x-1中日、15回戦、巨人8勝7敗、17日、東京D)巨人・坂本勇人内野手(37)が17日、中日15回戦(東京ドーム)の九回に左翼席へサヨナラの4号3ランを放ち、セ・リーグ2位のチームを3連勝に導いた。20年目の今季は打率1割台でも、試合終盤に無類の勝負強さを発揮。通算8本のサヨナラ本塁打は、巨人・王貞治、ヤクルト・若松勉に並んでセ・リーグ最多となり、球団OBの長嶋茂雄らを超えた。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている ◇ 劇的な一発を放った坂本の通算本塁打は「302」、サヨナラ弾はセ歴代最多タイの「8」に積み上がった。1年目から1軍で戦ってきた37歳は、毎年1月の自主トレに弟子入りしてくる後輩たちの映像を、時間を見つけてはチェックしている。昨年から「坂本組」に加わった楽天・平良竜哉内野手は、育成落ちも経験して28歳になった今季に8本塁打を放ち、才能を開花させた。 平良がプロ初本塁打を放った4月29日。坂本は自身のナイターが終わった深夜に知り、デーゲームだった後輩を気遣って通知が鳴らない設定にして祝福のLINEを送信。「ありがとうございます!」とすぐに届いた返信に「はよ寝て休め!(笑)」とツッコミも入れたが、平良を「めちゃめちゃうれしかったです」と喜ばせた。 〝弟子〟たちのプロ初安打や初本塁打が出た日は必ず連絡を入れるのは、1本を打つ大変さを知るから。どれだけ数字を積み重ねても、頭の中は「次の1本」。足跡は振り返らず、記録を刻み続ける。(巨人担当キャップ・谷川直之)