味わったことがない悔しさが分岐点 チームトップ9勝のソフトバンク大津亮介が振り返る前半戦 北九州での快投が「自信に」
週に1度の「もっとホークス」。今週は既にキャリアハイを更新する9勝をマークし、先発の大黒柱と言っても過言ではない大津亮介投手(27)が登場です。 ■【動画】笑顔がまぶしいっ!柳田の2点タイムリー! 先発3年目の今季は開幕時ローテーションの6番手でスタート。ここまで上れた原動力に改めて挙げたのは〝悔しさ〟でした。今季登板した14試合のうち、最も印象的な試合などを語ってもらいました。(取材、構成=鬼塚淳乃介) ―18日のロッテ戦(ZOZOマリン)は5回3失点で勝ち投手に。 「僕の中ではすごく粘りまくった試合でもありましたし、野手の方々の援護があったからこそ、五回まで粘れた。次はもっと最少失点で抑えられるようにしたいですね」 ―この粘りは価値あるものでは。 「(今季)マックスの粘りじゃないですか。やはりこういう時期になると、皆さん疲れていると思いますし。粘り強く、もっと投げたい」 ―この日も暑い中でのマウンドだった。 「普段より汗もすごく出るし、ユニホームが重くなる。体の重さをすごく感じながら投げた。だけど毎年この時期は来る。もっと(ストライク)ゾーンで打ち取れるようにしたい」 ―好調だった昨季後半からの積み上げが、今季の好成績につながっている感覚はある。 「去年すごく悔しい落とされ方をしてからの2カ月(3試合に先発も白星なしで5月中旬に2軍再調整。7月下旬に1軍復帰後6勝1敗)が分岐点」 ―その時期に全部を見つめ直したからこそ。 「逆にあの2カ月ちょっとがなかったら、気持ち的にもそのままきていたと思う。味わったことのない悔しさだったので。今となれば、いい時間だった」 ―オフの積み上げもあって、ここまで戦っていけている。 「今回、オフシーズンの過ごし方が一番大事だと思った。自分がどう過ごすかで、次のシーズンがすごく変わるというのは、今年が4年目だが、すごく感じる。オフだからといって休まず、やるべきことをやっておかないと自分に返ってくるなと思った」 ―オフの重要性は。 「オフでしかやれないこと。そこでしかできないので、サボってしまうと自分がバージョンアップできないなとすごく感じた」 ―ここまで9勝をマーク。何かきっかけをつかんだような試合はあるか。 「やはり北九州(4月16日の楽天戦)。あそこで一皮むけたというか、さらに自信がついた感じはある」 ―自己最多の11三振を奪って7回4安打無失点の快投で2勝目を挙げた。 「あまり三振を取る投手ではなかったが、真っすぐの質が上がったからこそ、他の変化球がこんなに生きるんだ、というのを肌で感じた試合だった」 ―開幕時は先発6番手からのスタート。悔しさも語っていた。改めて現状を見ると。 「プロに入ってから、悔しい思いしかしていないので。今年だけですよ。思うようにというか、思う以上の結果が出ているのが。1年目はこんなにきついんだと思いながら中継ぎで投げていましたし。一年間通して、ちゃんとやれたことがないので。今年はもうその材料がそろっていると思っている」 ―悔しさを味わうことがない一年にしたい。 「そうですね(笑)」 【#OTTOホークス情報】 ▼「トッププレイヤーに上り詰めるサイクルに入っている気がします」小久保監督、開幕7連勝の前田悠伍に〝一流選手〟の兆し見る▼
西日本新聞社