経済オンチ高市政権の呆れた居直り…「骨太の方針2026」で堂々“円安インフレ容認宣言”盛り込む

公開日: 更新日:

 加えて名目GDPは、円安の方が見た目の数字は拡大する。昨年は前年比4.5%増の662兆7885億円と物価高を背景に5年連続で増加。しかし、この額はあくまで「円建て」で、世界水準の「ドル建て」でみると、日本だけが極端に規模を縮小させている。

 SNA(国民経済計算)に基づくデータによると、2012年の6兆3338億ドルをピークに年々減り続け、昨年は4兆4351億ドルまで縮小。この間、米国、EU、中国、インドなどは規模を膨らませ、とうとう昨秋には米カリフォルニア州の名目州内GDPにも日本は抜かれてしまった。

 それでも円建てなら為替のマジックで見かけの数字を拡張できる。これもここ数年の円安基調のなせるワザで高市政権の円安容認の理由となる。

 高市政権は骨太の方針で40年度に「名目GDPで1100兆円に迫る経済の実現を目指す」とブチ上げた。今の1ドル=162円台のザッと1.6倍、260円くらいまで円安が進めば理論上は実現可能かもしれないが、もちろん、円安インフレに苦しむ国民が犠牲になるのは必至である。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相と片山財務相のあいだにスキマ風が……。関連記事【もっと読む】『高市首相と片山財務相が「1ドル=162円」突破で足並み乱れ…2人が“微妙な関係”に陥った裏側』で詳しく報じている。

■関連キーワード

今、あなたにオススメ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  5. 5

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  1. 6

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    永尾柚乃は夏休みも「ヒルナンデス!」レギュラー出演でフル稼働 今や事務所の大看板に

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?