緩急自在のDeNA尾形「テンポよく投げられた」1カ月半ぶり2勝目、本拠地でつかむ
DeNAの尾形が17日のヤクルト戦で好投し、2勝目を挙げた。 ◇ 移籍後初勝利から1カ月半。剛腕が持ち味のDeNA尾形が、緩急の効いた投球で2勝目を手にした。六回1死で四球を出すまで一人の走者も許さず、6回3安打2失点。7奪三振の力投で、本拠地横浜スタジアムでの初勝利をつかんだ。 効果的だったのは120キロ前後のカーブだ。早いカウントから投じ、テンポよくストライクを稼いで主導権を握った。打者に緩い球を意識させた後は150キロ超の直球で押したり、スライダーでかわしたりして翻弄。「コントロール、テンポよく投げられた。一貫した攻めができた」とうなずいた。 高校球児が各地で熱戦を繰り広げる夏。27歳の礎も福島・学法石川高時代にある。上田勇仁監督(当時)の「フィジカルは正義」との教えを胸に、1日5食をノルマに体づくり。トレーニングにも励み、最速159キロを生み出す強(きょう)靱(じん)な肉体を築き上げた。 15日には開幕からローテーションを守ってきた石田裕が下半身の故障で離脱した。手薄な先発陣にとって、尾形の存在は一層大きくなる。「僕一人だけじゃなく、投手全員でカバーしていけるように」。新たな一面をのぞかせた右腕が、苦しむチームの救世主になる。(川峯千尋)