9番杉沢、殊勲の一振り 栗原に学ぶ26歳―プロ野球・オリックス
試合の流れを失いかけたところで、貴重な一振りが出た。 オリックスは9番杉沢が決勝点となるソロ本塁打。プロ2本目のアーチを大事な場面で架けた伏兵は「野球は個人スポーツじゃない。チームが苦しいときに打ってなんぼ」。殊勲の一発に胸を張った。 【写真特集】プロ野球の歴代首位打者 ソフトバンクのマウンドには上沢。四回に追い付いた後、五回に先頭の宜保が二塁打で出塁。だが続く若月の遊ゴロで三塁を狙ってアウトになった。まずい攻撃で相手に流れが傾きそうな中、杉沢が打席に入った。追い込まれてからの落ちる変化球に「うまく体が動いてくれた」。体勢を崩されかけながらも右翼テラス席まで運んだ。 プロ4年目の26歳は2年目の28試合出場が過去最多。過去にはソフトバンク・栗原の自主トレに参加した。現在、両リーグトップの27本塁打を放つ先輩の下で学べたのは「野球に対する姿勢」。甘えを捨て、自分を追い込むことを知ったという。 「今年は自分を信じ抜く年」と誓う。この日の一打を飛躍のきっかけにしたいところだ。