オリックス・九里亜蓮、7回無失点で7勝目 三塁踏ませず今季5度目のチーム連敗ストップ
(パ・リーグ、オリックス3-0日本ハム、18回戦、日本ハム12勝6敗、20日、京セラ)七回2死一、二塁。代打・吉田のバットが空を切ると、オリックス・九里亜蓮投手(34)はほえた。闘志むき出しの表情で一塁ベンチへと下がる。7回無失点で今季7勝目。右腕の気迫が、チームの連敗を5で止めた。 「調子はあまりよくなかった。ボール先行も多かった。ストライクが取れるボールが見つからない中で、野手の人も集中力を切らさず守ってくれた。(福永)奨もリードが難しかったと思いますけど、いろんな球種を使いながらしっかり引っ張ってくれたので、それがこういう結果になった」 状態は万全ではない。それでも気持ちでスコアボードにゼロを刻み続けた。尻上がりに状態を上げ、三塁を踏ませない粘り。九里が勝ち投手となり、チームの連敗を止めるのは今季5度目だ。頼もしいベテランに、岸田監督も「本当に頼りになります。連敗していましたからね、本当に苦しい中でこういう投球をしてくれてチームを助けてくれた」と絶賛した。 時折サイドスローから投じたり、「タイミングを少しでもずらせれば」と横手投げからクイックで投球したりと変幻自在の技を見せるのが九里スタイル。経験豊富な右腕の姿が連敗中のチームに勇気を与え、ようやく長いトンネルを抜けた。勝率5割に復帰したこの1勝をきっかけに、再び上位を目指していく。(西垣戸理大)