ソフトバンク “和製ペタジーニ”が豪快2号 育成入団から5年目の山本恵大が本領発揮
◇パ・リーグ ソフトバンク1―2オリックス(2026年7月21日 みずほペイペイ) 【写真あり】ソフトバンク 両リーグ一番乗り貯金20!近藤健介、足の不安も同点打&激走と躍動 首位・ソフトバンクは21日、オリックスに1―2で競り負け、連勝が4で止まった。敗戦の中で光ったのは山本恵大外野手(26)の豪快な一発。2回に先制の中越え2号ソロを放った。5月26日に今季1号を放つも同30日の広島戦の守備でフェンスに激突し、翌日に脳振とう特例で抹消された。復帰後3試合目でのアーチ。「和製ペタジーニ」が力強いスイングで復活をアピールした。 5試合ぶりの敗戦でも“和製ペタジーニ”の一発は、明るい光だ。山本恵がファーストスイングで豪快な一発を放った。 「打ったのはツーシームです。積極的に思い切ってスイングをできた結果が、ホームランになってくれました。先制本塁打といい形になって良かったです」 「6番・右翼」で2試合連続でスタメン出場。0―0の2回先頭でオリックスの先発・エスピノーザの1ボールからの2球目を強振した。ライナー性の打球はバックスクリーンへ一直線。打球は中堅フェンスに設置されている「リボンビジョン」に直撃した。フェンス直撃と思い込んだ山本恵は二塁ベースで止まったが、判定は本塁打。この日の唯一のチームの得点となった。 悔しい思いをひと振りで晴らした。5月26日の巨人戦で今季1号を放ったが、同30日の広島戦の守備でフェンスに激突し、翌日に脳振とう特例で抹消された。今月18日に1軍再昇格し、出場3試合目で存在感を示した。 2軍監督時代から見守ってきた小久保監督は「あそこまで飛ぶとは。センターオーバーやと思ったけど入るとは」とパワーに驚いていた。指揮官が命名した愛称は「和製ペタジーニ」。広角に長打を打てると評価するとともに、打席での構えが巨人での現役時代に共闘した本家に似ているからだ。育成入団からプロ5年目で通算4本塁打目となった。 パワーの秘密は明星大時代にある。「僕はプロの中でも相当バイトをやった選手だと思いますよ」。大学で仲間と引っ越しのアルバイトをして、野球用具代などに充ててきた。重い荷物を“運ぶ力”で白球をスタンドに運んでいる。 チームの連勝は4でストップし、2位・西武と3・5差となったが、山本恵は「打ち続けて勝ちにつなげられるように。次は完璧にダイヤモンドを一周したいです」と前を向いて言った。持ち前のパワーで次こそ勝利をたぐり寄せる。 (井上 満夫)