今季初の“酷暑日”観測で熱中症に要警戒 発生が1番多いのは「住居」 専門医が解説する室内熱中症を防ぐ3つのポイント
ABCテレビ
岐阜県郡上市で今季全国初となる40度の"酷暑日"が観測された21日、近畿地方2府4県を含む42都府県に熱中症警戒アラートが発表されました。屋外の危険が注目される一方、消防庁のデータでは熱中症の発生場所として最も多いのが"住居"(38.1%)であることが示され、家の中での対策の重要性が浮き彫りになっています。 あす22日も近畿全域に熱中症警戒アラート 京都市で38度、奈良市で37度など予想 気象庁は不要な外出控えるよう呼びかけ
■岐阜・愛知で40度超、今季最多42都府県に警戒アラート
岐阜県郡上市では午前中に35度を突破し、その後も気温が上昇。午後2時前には40度を観測し、気象庁が今年4月に定めた"酷暑日"という名称で今季全国初の観測となりました。岐阜県多治見市(40.3度)や愛知県豊田市(40.1度)でも21日に酷暑日を観測しています。 8日連続の猛暑日となった京都では、午後4時時点で38.2度を記録。大阪でも午後3時前に最高気温37.1度に達し、大阪では今季初の熱中症警戒アラートが発表されました。
■熱中症は"住居"で最も多く発生
消防庁のデータ(去年5月〜9月)によると、熱中症の発生場所として住居が38.1%と最多です。 済生会横浜市東部病院の谷口英喜医師によると、熱中症の要因は温度が1、湿度が7、ふく射熱が2の割合とされています。室内ではふく射熱がほとんどないため、"湿度"への注意が特に重要だということです。
■浴室は「入浴前から換気」「水分補給してから」
谷口医師は、浴室について「高温多湿で汗が蒸発せず、熱が体内でこもってしまう」と指摘します。対策として、入浴する前から換気を開始し、入浴中も続けること、また脱水症状を防ぐために水分補給をしてから入浴することを勧めています。
■キッチンは「換気扇を常に」「エアコンを低めに」
火を使った調理では、熱と蒸気によってキッチンも高温多湿の環境になると谷口医師は説明します。対策としては、調理中は常に換気扇を回すこと、エアコンの設定温度を通常より低めにすること、そして体を冷やすことを意識することが挙げられています。 さらに、体温調節を担う"AVA血管"を活用した冷却法も紹介されました。この血管は手のひらにあり、10度から15度で冷やすことで深部体温を下げる効果があるとされています。洗い物の水を手に当てることが効果的で、一方で保冷剤を直接当てることは温度が低すぎるため勧められていません。温度が低すぎると血管が収縮してしまうので効果が得られないのです。保冷剤を使用する場合はタオルで1枚包んで使うことが適切だということです。