時代先取りの学校に燃える校舎 香川・さぬき市の教育たどる企画展

渡辺杏果
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 香川県さぬき市歴史民俗資料館(同市大川町富田中)で「さぬき市小・中学校のあゆみ」と題して、江戸時代から現在までの教育の移り変わりを伝える企画展が開かれている。9月27日まで。

 市内では少子化などをふまえ、2019年までに小学校7校、中学校3校に統合再編された。これが一区切りついたことを受けて企画された。

 展示では、現在の市域に江戸時代は庶民の民間教育の場である寺子屋が複数あったことや、1872(明治5)年の学制発布の2年前には、大川町に「明義堂」、津田町に「立教館」という郷校が設立されていたことが紹介されている。明義堂設立の嘆願書や建物の平面図が並ぶ。

 担当した大川広域行政組合の埋蔵文化財係の松田朝由さんによると、郷校には豪農や庄屋の要望があったといい、「時代が変わったことに敏感に反応したのだろう」。

 会場にはほかに、戦前の木造校舎の瓦、天皇・皇后の写真などを収めた奉安殿の建設資料なども展示されている。

 戦後では、校舎が燃える様子を捉えた写真も。1962(昭和37)年には、志度中が放火で全焼、隣接する志度小も焼損した。写真はその年度の卒業アルバムに納められていたものだという。73(昭和48)年の前山ダム建設時にダム湖に沈めるため燃やされた旧前山小校舎の写真もある。

 松田さんは「多くの学校の写真を展示しているので、親子で訪れれば『自分の頃の学校はこれだ』と楽しめるはず」と話している。

 開館は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時半)。水曜休館(祝日の場合は翌日休館)、企画展中は入館無料。問い合わせは同館(0879・43・6401)へ。

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この記事を書いた人
渡辺杏果
高松総局|県政、高松市、東讃、離島
専門・関心分野
街、司法