反高市を掲げない人間は容赦なく差別される話
あるテレビ番組の中で、ゲスト達が高市総理に対して「料理ができない」「子育てをしたことない」という理由で「総理大臣として期待できない」と論ったのを見た時。
私は、普段反高市を掲げる面々が、それこそ烈火のごとく怒り狂うと思っていた。
なぜならそれは、彼らがこの世から絶対に追放すべきだと声高に叫び続けてきた最も醜悪で直球ドストレートなステレオタイプなジェンダー差別そのものだったからだ。
普段あんなに皇室典範改正に反対し、天皇が何故女性ではいけないのか!と憤っている彼らである。
思想や陣営がどうであれ、彼らが憎んできた古い価値観の押し付けが公共の電波で堂々と垂れ流されたことに怒らないはずがない。
しかし、待てど暮らせど彼らの口からその番組に対する非難の声は上がらなかった。
それどころか、その差別的な批判に乗っかってそうだそうだ!と同調する者すらいたのである。
「女だから〇〇しなければならない」
「結婚、出産、家事などをしていない女は、一般庶民の感覚に共感できない」
彼らがこれまで、女性を縛り付ける悪しき呪いとして徹底的に叩いてきたのは、まさにこの理屈ではなかったのか。
男性の政治家がニコニコしていても「愛想がいい」「余裕がある」で何も言われないのに、女性の政治家がニコニコしていると「男社会に媚を売っている」「ヘラヘラして中身がない」と悪意を持って捉えられる。
これもまた、彼らが無意識のミソジニーだと鋭く告発してきた典型的な構造そのものだ。
本当に女性の権利や反差別を大切にしているのであれば、相手が憎き与党のトップであろうと、保守派の政治家であろうと関係ないはずだ。
高市氏の政策には断固反対だが、女であることを理由に、出産や家事の有無で政治家としての資質を測るような前時代的な差別には絶対に反対する!と、テレビ局に抗議する、または痛烈に批判するものだと思っていた。
だが、彼らの多くはそうしなかった。
高市早苗という自分たちの憎き敵を叩けるのであれば、それがどれほど陰湿でミソジニーに満ちた差別的な棍棒であっても喜んで振り下ろす、または見ないふりをするという、あまりにもあまりにもな本性を世界に晒してしまったのだ。
結局のところ、彼らが掲げる反差別やジェンダー平等という高尚な理念は、自分たちが気に食わない人間を攻撃するための都合のいいおもちゃでしかなかったのである。
敵を属性で石打ちにする快感の前に、彼らの倫理観はあっさりと吹き飛んでしまった。
自分たちの都合で差別のルールを変えるような人間たちの言葉に、一体誰が耳を傾けるというのだろうか。
「女の人なのに、あの人料理ができないでしょう」「○○の経験がない女は、国民に寄り添ってくれていると感じられない」との主張を肯定する彼らの姿は、彼ら自身が最も憎んでいたはずの抑圧的な権力者の顔と、気味が悪いほどそっくり同じなのである。
これは何も政治家に対するものだけではない。
規模の小さい話になって恐縮だが、彼らを支持する層が根本的に「どういう人間たちなのか」を端的に表している個人的な体験がある。
例えば、私がこうして書いたnoteへの彼らの反応だ。
彼らの一部はなぜか決まって
「どうせ中身は小汚い男だろ」
「閉経ババアの戯言」
「〇〇(恐らくある程度年齢を重ねた女性に向けた美容系商品)とか使ってるでしょw」といった、私の「属性」に対する攻撃を仕掛けてくるのである。
私はここで自らの身分を明かす気は一切ない。
女であることは隠していないのだが、私女です、と改めて言うのもそれって完全に女を騙る男の書き出しだよな…とも思う。
なので彼らの脳内で私がマダム向けの美容系サプリを摂取している、閉経した小汚い男という変換されていること自体は一向に構わない。好きに想像していただいて結構だ。
ただ、私がどうしても感慨深く、そして哀れに思ってしまうのは、これらの呪詛を吐き出しているのが十中八九「私よりも年齢を重ねた方々」であろうという事実だ。
女性なら誰しもが通る自然な生理現象である「閉経」という言葉を、相手を傷つけるための悪口として使用する。
あるいは、企業が消費者の悩みに寄り添い日夜研究を重ねて一生懸命売り出している「美容商品の固有名詞」を、嘲笑の道具として消費する。
彼らは人権や反差別、世界平和なんてものを声高に叫びながら、その実、自分たちの内面には老いに対する強烈な嫌悪感と容姿や性別に対する偏見がドロドロに渦巻いているのだ。
一体どれほど他人の目を気にし、どれほど自分の老いや性別を呪うような息苦しい生き方をしてきたのだろうか。
私には想像するしかないが、彼らの歩んできた人生を思い、深い憐憫の情を覚えてしまう。
私は、彼らのような哀しい歳の取り方だけは絶対にすまいと心に誓いながら、今日も推しの輝くような若さと、別の推しの成熟した色気をキャンバスに描き出す。
他人の属性を嘲笑う時間を自分の愛する推しの属性をどう美しく表現するかを考える時間に使った方が、人生は何百倍も豊かになるのだから。


冒頭で触れているのはどの番組での誰の発言のことなんでしょうか 賛否のどちらにしても話題になっているのを見たことがないです
彼女らはもちろんこれを咎めないフェミニストはもう女性の権利云々いう資格は一切ないですね 結局この人らがやってることは その時代の正義・支配的風潮(反戦平和、反差別など)を私物化して対立相手への攻撃手段として利用してるだけ。仮に彼女らが戦時中に生きていれば「忠君愛国」「お国のため…
まあ大多数のまともな社会人ならそんなことにはならないが、 社会人経験がない専業主婦や左翼活動家にとっては差別なんて日常の行為だからね
名誉男性だから認めないとか言ってたと思ったら今度は女としての程度がどうこうと言い始める人たちは本当に面白いと思いますね。