尾身先生の発言についてご本人コメント(毎日新聞記事より抜粋)
尾身先生のご発言に関して、SNSにおいて「感染予防効果はない」「若者には最初から接種が不要だった」などという不正確な言説が流布されているので、ご本人の口からご説明なさった、正確な内容を貼っておきます。
結論から言えば。
×「感染予防効果はなかった」
〇「期待していたほどの感染予防効果ではなかった」
×「若者には最初から接種は不要だった」
〇「オミクロン株になってしばらくして(もうある程度免疫もついただろうから)これ以降は若者は好きにしたらいいんじゃないかと」
ということです。
ということで、以下が正確な、毎日新聞からの取材への返答です。
引用元はこちら。
コロナワクチン「予防効果あまりない」は本当? 尾身先生を直撃した | 毎日新聞
現在は有料記事となっていますが、当時は無料記事でした。
まあ有料記事になっちゃったから、言いたい放題、捻じ曲げたことを書いても、ご本人のご発言の確認がとりにくくなっちゃったんだよね。
なので、該当部分を、引用の定義を満たすように配慮しながら、抜粋して載せます。長いので、一部を太字化して読みやすくしました。
以下引用。
「感染予防効果については、2021年当初はワクチン接種をするとほとんどの人が感染を免れることが期待されていました。しかし、21年9月以降、国の審議会などの評価として重症化予防効果は高いが、感染予防効果は一定期間認められるものの時間とともに減弱すること、またワクチン接種者でもコロナに感染することがあること、重症化は防げても他の人への感染が一定程度起こること、などが指摘されました。残念ながら、当初期待していたほどの効果はなかったという趣旨の私の発言は、今言ったような科学的知見を基にしたものです。なお、当該テレビ番組は生放送ではなく時間枠に収まるよう編集されていて、収録時に発言した「当初は期待していた」という部分は放映されませんでした。当然ですが、ワクチンの効果に限界があったもののゼロというわけではなく、一定程度の効果が存在したことは確認されていて、これを受けてワクチン接種が広範に実施されました。〔中略〕しかし、オミクロン株の流行後になると、感染予防効果の持続期間は限定的である一方、高齢者などの重症化予防効果は比較的長く維持されることが分かってきました。このため22年春に開始した接種(22年5月に開始した4回目接種)では、若年層を接種対象外としました。」
引用ここまで。
これを要約すれば、尾身先生は、
1) 初期の従来株で期待されていた100%に近い感染予防効果が、そこまでは高くなかったことが残念だった。
2) オミクロン株の出現によって若年者に対する接種の意義が薄れたため、22年5月からは若年者の接種を対象外にした。
と述べているのですね。
ここで、「最初の接種」が行われたのは、2021年2月から秋にかけてのアルファ株からデルタ株の流行期でした。このころの接種に対して「若者には不要」とは、一言も言ってないのですよ。逆に、そのころに多くが打ったからこそ、ある程度の獲得免疫もあるだろうし、感染による獲得免疫がある人もいるだろうから、ほかにも諸々勘案して、もうここから先は個人の自由でどうぞ、となっただけの話。
一部の人たちが時系列を無視して、まるで最初から若者に接種は不要だったと言ってるみたいに見せるの、よくないと思うんですよ。ほんとに。
尾身先生は「感染予防効果はなかったから、デルタの時すら若年者に打つべきではなかったと、今になって考えを改めた」などとは、まったく主張していないのでね。
発言を捻じ曲げてる人たち、やめましょうね。



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