8年連続ダイヤモンドグラブ賞の偉業…守備への飽くなき探究心
大洋入団時には、父親が所有していたベンツで合宿所入りしたという驚きの逸話も紹介された。山下は“布団を運ぶためにどうしても車が必要だった”と理由を述べたが、「そのことを未だに言う人はいます」と苦笑いをこぼす。
また当時オープン戦で対戦した相手チームの捕手・野村克也からは、さっそく“ささやき戦術”の洗礼を受けたという。「趣味で野球やってる大ちゃんにはこのボールは打てんわな」と言われたエピソードに、徳光も「そんなこと言ってたんですか」と驚愕。山下は「“セ・リーグの球団でよかったな”と思いました」と笑いながら当時を振り返る。
プロ入り当初は苦戦したものの、3年目でレギュラーに定着すると初のダイヤモンドグラブ賞を受賞。その後は8年連続受賞という偉業も達成した。当時の大洋には守備の名手が揃っていたこともあり、「豪華な内野陣に恵まれた」と回顧。さらに守備の秘訣について、「打球との間合いが大切ですね」と“へその前”で捕球することがポイントだと明かすひと幕も。
さらにスタジオには現役時代に使用していたグラブも登場。薄く柔らかなグラブで、素手に近い感覚を大切にしていたという。そのあまりの薄さに広岡達朗からグラブを放り投げられたというエピソードまで飛び出し、スタジオを大いに盛り上げるのだった。
今回の放送では、山下がなぜ“守備職人”と呼ばれ続けたのか、その理由が随所に詰まっていた。華やかな記録だけでなく、ひたむきに技術を追求し続けた姿勢こそが、山下が今なお多くの野球ファンから愛される理由なのだろう。
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