【詩集】瓦斯とピッツァ
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まえがき
文明が滅んでも最後まで残るのは、
崇高な何かではない。
ガスの臭いと、ピッツァの香りだった。
このタイトルに込められた違和感こそ、
本詩集の核心です。
宇宙創造という壮大なスケールから、
スマホを握りしめる指先、
検索履歴に刻まれた誰にも言えない言葉、
そして崩れ落ちる文明の終焉まで───
十九篇は、聖なるものと日常のものを
容赦なく並置しながら、
読む者の足元を揺さぶり続けます。
きれいごとのない祈り、疑いに満ちた信仰、
生き延びることを選んでしまった者の
後ろめたさ。ここに描かれているのは、
誰か特別な人物の物語ではなく、
この時代を生きるわたしたち自身が、
どこかで一度は覗き込んだことのある風景かもしれません。
読み終えたとき、あなたの世界の匂いが、
少し変わって感じられるはずです。
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3,641字
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