潟上市発注の工事巡る官製談合事件 市幹部職員の男は起訴内容認める 求刑は懲役1年6か月 判決は来月5日 秋田
潟上市発注の工事を巡る官製談合事件で、市の幹部職員の男の初公判が開かれました。
男は起訴内容を認め、検察は懲役1年6か月を求刑しました。
判決は来月5日に言い渡されます。
起訴されているのは潟上市の幹部職員の菅原摂被告55歳です。
起訴状などによりますと、菅原被告は都市建設課長だった去年3月、市が発注した工事の入札を巡り、秋田市に本店を置く深沢電装側に最低制限価格を電話で伝え、不正に落札させた罪に問われています。
深沢電装は最低制限価格の1億2,489万2,000円をわずか8,000円上回る額で落札していました。
初公判で菅原被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察は、深沢電装が、他社が断るような緊急の修繕工事を積極的に引き受けていたため、2016年ごろから工事を受注できるよう、菅原被告が便宜を図っていたと指摘。
今後も深沢電装に緊急工事の対応などを引き受けてもらいたいなどと考え、最低制限価格を教えることを決意したと述べました。
その上で、「自らの立場を理解しながら安易な理由で価格を漏らした動機や経緯に酌量の余地はない」として懲役1年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は「自ら積極的に教えたのではなく 問い合わせに応じた形であり、私利私欲に基づくものではない」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
菅原被告は「私のしたことで潟上市民、職場の同僚、家族に多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫びしたいと思います」と述べ、裁判は結審しました。
判決は来月5日に言い渡されます。
※7月15日午後6時15分のABS news every.でお伝えします