中3自殺未遂はいじめが一因 第三者委が答申提出、宮城県名取市
宮城県名取市立中学校の3年生だった男子生徒が2023年12月、いじめを苦に自殺未遂をしたとされる問題で、名取市教育委員会の第三者委員会は10日、いじめが自殺未遂の一因になったとする報告書を市教委に答申した。市教委は今月下旬から来月上旬にかけて、報告書の内容をホームページで公開し、児童生徒への支援態勢の整備などを含めた再発防止策を9月上旬をめどにまとめる方針。
男子生徒は自閉症があり、特別支援学級に在籍しながら普通学級でも授業を受けていた。学校で自殺を図って脳挫傷の大けがを負い、後遺症の治療を続けていたが、24年8月、自宅で急性循環不全で亡くなった。
市教委は、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態として、専門家らからなる第三者委を設けて調査したが、男子生徒や保護者に聞き取りをしていなかった。そのため、不信感を抱いた母親が24年7月、調査のやり直しなどを申し入れた。市教委は「調査の進め方や説明が不十分だった」と謝罪した上で、委員を入れ替えて調査を進めていた。
市教委は取材に「報告書を重く受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に努めてまいります」と話している。
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