「特効薬だ、飲め」警察官装い「知的障害男性」に大量のウイスキー…アニメファン交流が一転、恐怖の支配へ
●わずか3日後、再び「警察へ」
しかし、被害男性への接触は終わらなかった。 6月7日夜、佐藤被告人から「明日、横浜に来られる?」とLINEが届き、翌朝には、秋葉原駅から小田原駅までの乗換案内が送られてきた。 さらに、「小田原警察署の『ウエマツ』という警察官が待っている。Xで誹謗中傷したフォロワーへの謝罪と正式な取り調べをする」と伝えられたため、被害男性は再び指示に従った。 小田原駅で待っていたのも警察官ではなく、鈴木被告人だった。 被害男性は駅近くの100円ショップへ連れて行かれ、ブルーシートや収納ボックスなどを購入させられた。代金は、奪われたスマートフォンの「d払い」で決済されたという。 続いてコンビニでは700ml入りのウイスキー「ブラックニッカ」を買わされた。鈴木被告人がスマートフォンを操作して決済し、被害男性は拒否できなかった。 「嫌でした。でも、公園でタックルされたことを思い出して、逆らえませんでした」
●「取調室」と呼ばれた山中
その後、車は小田原警察署とは反対方向へ向かった。連れて行かれたのは静岡県熱海市の山中だった。 携帯電話の電波も届かない山中には、ブルーシートと布団が敷かれた一角があり、鈴木被告人はそこを「取調室」と呼んだという。 被害男性は再びウイスキーを飲むよう命じられ、吸ったこともないたばこを渡されて、「思い切り吸って、煙を吐け」と指示された。 検察官から「なぜ断らなかったのですか」と問われると、被害男性はこう答えた。 「『断れば逮捕する』と脅されました。言うことを聞かなければ暴力を振るわれると思いました」 さらに性的補助器を渡され、「これで抜いてみろ」と命じられたという。 「ズボンは自分で半分くらい脱ぎました。でも、近くにあいらがいることはわかっていました」 その日は途中から雨が激しくなり、行為は中断された。被害男性は約2日間、山中に置かれた末、6月10日午前になってようやく解放され、自力で下山したという。