オカンに5分で曲作らせたらヤバかった。のでSNSはじめました-。そんな紹介文とともに、「ロックマン」など往年の有名ゲームなどを彷彿(ほうふつ)とさせる独自の曲を生み出す女性のショート動画がSNSで人気だ。女性は「おかんP」の名義で活動し、SNSの開設から約2年でフォロワー数は35万人超え。動画総再生回数は1億回を突破し、ついにはバンドを組んで初ライブ開催にまで至った。還暦を超えての挑戦に女性は「年齢は何かをあきらめる理由にならない」と語る。
ご飯作るノリで
動画に登場するのは、ヒョウの顔が前面に大きくプリントされた派手なTシャツ姿のおかん。「(有名ゲームの)ロックマンみたいな曲作れる?」「何分で作れる?」とせがまれるところから始まる。「まぁ作れるけど」「5分ぐらいあったら」と応じると「よっしゃ!」と鍵盤に向かう。作曲に取り掛かる様子が早送りで流れたかと思うと「できたで~」
事も無げに奏でてみせたその曲は、実際に作中で流れていたのではと思わせるほど随所に元作品へのオマージュを感じさせる。SNSでは「晩御飯作るように曲作っちゃうオカン大好き」「おかん何者?カッコよすぎる!」など話題に。tiktokへの初投稿動画の再生回数は1カ月で200万回を超え、一躍〝大バズり動画〟となった。
本物だった
その正体はかつてゲーム会社「カプコン」(大阪市)でゲーム音楽を世に出してきた藤田晴美さん(65)。「ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?」をはじめ、「ストライダー飛竜」や「魔界村シリーズ」など数多くの有名ゲームの音楽を手掛けた。