トランプ政権が「解体」主張のICC、赤根智子所長「最も困難な時期でも使命を果たし続ける」と声明
【ブリュッセル=上杉洋司】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の赤根智子所長は17日、国際司法の日に合わせて声明を発表した。トランプ米政権がICCの「解体」を主張していることなどを念頭に、法の支配に対する攻撃に懸念を示し、「最も困難な時期でもICCは使命を果たし続ける」と強調した。 【図解】さっと分かる…国際刑事裁判所長(ICC)の組織概要
赤根氏は声明で、「国際司法は常に独立性を持ち、政治的な影響や威圧から自由でなければならない」と強調した。「直接的な攻撃や国際法を守ろうとする決意を弱める動きにより、国際法に対する圧力が強まっている」とも指摘した。
ICCを巡っては、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する逮捕状に反発する米国がICCの裁判官らに制裁を科しているほか、今月13日にルビオ米国務長官が米紙で「解体」を主張した。また、プーチン露大統領への逮捕状が出ているロシアの司法当局も、赤根氏らに対する有罪判決を言い渡している。