昨年1年間に外国人運転者が起こした交通死亡・負傷事故(人身事故)が埼玉県内で過去最多の558件にのぼり、5年前と比べ約3倍に増えたことが18日、同県警への取材でわかった。全国平均と比較可能な死亡・重傷事故に限ると、全事故に占める外国人運転者の割合は3・6%で、全国平均より高率だった。同県内の外国人運転者による交通事故の全体像が明らかになるのは初めて。
県警交通部によると、令和7年1年間の外国人運転者による死亡事故は3件、負傷事故は555件で計558件。2年の187件と比べ5年間で2・98倍となった。この間、同県内の在留外国人数は2年は約19万8千人、7年は約29万人で、増加率は1・47倍となっている。
特に令和5年は、前年の200件から483件と1年間で2・4倍に急増した。これは新型コロナウイルス感染症の水際対策が解除され入国者が増えたためなどとみられる。
また、7年の同県内の事故件数を、警察庁が今年2月に初めて公表した7年の全国データと比較可能な死亡・重傷事故(全治1カ月以上)に限ると、死亡3件、重傷60件の計63件で、全事故に占める外国人比率は3・6%だった。
警察庁による7年の全国の死亡は52件、重傷事故は535件の計587件で、全死亡・重傷事故に占める外国人運転者の割合は2・3%。埼玉県の3・6%は全国平均より1・3ポイント高かった。